13.音楽ブツブツ

憧れの86歳、ナベサダ

190916ins01071 

2019.09.21.

FacebookとInstagramばかり書いていて、全くおざなりにしているブログです・・・!

先日Instaに投稿した建築と全く関係ない趣味記事ですが、レスポンスがとてもいいので、ここにもUPします。

190916ins02072 

このところ入れ替えた2台のPCの各種設定と急ぎの仕事に追われ、ここへの投稿が滞っていますが、昨日(9/15)だけは本当に久しぶりに一日お休みをいただき、私が高校1年の頃からずっと憧れているJAZZマン・渡辺貞夫さんのライブで楽しみました。

こんな田舎町・四日市の、さらに市街から離れた田んぼの中にあるJAZZ&CafeBarに、世界的に有名なサックスプレイヤーが毎年来てくれるんです。

190916ins03073

もちろんすぐに売り切れるチケットですが、今年は105名だけに観客を絞り、我々だけの至福の時間が始まりました。

貞夫さん、実は86歳。おそらく会場中で最も年長であろうに、最もエネルギッシュで、軽やかで速くそして深みのある指の動きに、今年も感動しました。

190916ins04074

写真の貞夫さんは、前回のライブの後・・・。

マスターとある意味ツーショット。

ライブは撮影できませんので・・・。
_ _
アグラ設計室

|

永遠のアイドルは83歳・・・!

161107010a1

 
私が運営している住宅設計アトリエのホームページに紐付しているブログであるため、商売としては建築に絡めた記事を書くべきなんだけども、やはりブログは個人の趣味的な事をUPしよう。建築話は、アグラ設計室Facebookで・・・
 
161107002
 
年に一度の自分ご褒美の日。毎年このSADAOさんのライブについてブログUPしているが、先日また、今年のライブがありました。
 
いつものようにライブスタジオは、四日市の田んぼの真ん中にあるJazz喫茶
『Salaam(サラーム)』。こんな世界的なアーティスなんだけれど、なぜか毎年このド田舎の田んぼの真ん中にきてくれる・・・。
 
Salaamは、最近は全国でもめずらしく、飲んで食ってしながらライブが楽しめるところ。ライブ中も、目の前をカレーや焼酎の水割りが、右に左に配られている・・・。まぁそれも、大人のライブにはなんかいい感じ。自分も飲みながら楽しんでるし・・・。
 
161107003
 
さて、SADAOさん(もうナベサダさんとは言わない)も、そのアクティブな動きからは信じられないが83歳・・・!正直お顔のシワとシミは、年齢相応かもしれないが、身体の動き、音、ビート、リズム、活動の内容・・・、どれをとっても40代の私の方よりよっぽど若々しい・・・!
 
開演前、客席を見渡すと、ライブハウスなんだが平均年齢は70歳は超えていそう。80歳のおばぁさんともお話ししたし・・・。もう50年以上もファンだって人もいるし・・・。まぁ、そういう私も、30年以上も前から大ファンなんだか・・・。
 
年配者で埋め尽くせられているとはいえ、メインの演奏者のSADAOさんが、おそらくもっとも年長者・・・。それが、これだけお元気で、最高のビートを奏でてくれるもんだから、みんなノリノリ・・・!年寄りのノリノリは、やっぱり面白い!(大変失礼ですが・・・!)
 
161107011
 
ライブ終りに、お話ししたのは、去年もお話しした元鹿○建設現場マンのオジサン。退職後の余生を、十分稼いだお金でいろいろ楽しんでいるそうだが、SADAOオタクで、毎年なにかアルバムを1枚持ってきて、サインをしてもらっている。
 
私は、なかなかここまで出来ないが、うらやましい・・・・・(≧∇≦)!!
 
161107008
 
田んぼのど真ん中で、年配者たちがハメを外して盛り上がるライブ。
 
SADAOさんはとても気さくで、ライブの後は近所のおじちゃんのようなサイン会もしてくれるし、そのままそこの机でメシ食って、飲んで盛り上がっているし、今年もなんかいい時間を共有させてもらいました。
 
あと何年見れるのかなぁ・・・ブツブツ・・・・・。

| | コメント (0)

ナベサダ

090518001_2 この人、76歳。そんな風に見えますか?まぁ、ナベサダを知らない人には、写真からだとそんな歳に見えるのかもしれない。私の永遠のアイドル【渡辺貞夫さん】だ。

 中学に入ってFMというものを聞きだした。洋楽も好きだったが、なぜかJAZZにハマってしまった。ウチに幾枚かのJAZZのレコードがあって、いつの間にかその影響を受けたようだ。でもあんまり家にいなかったオヤジが音楽を家で聞いている姿なんか見た事ないんだが・・・。オフクロは普通のおばさんだし・・・。

090518005_2 ガキだから、知識もないし深みもよくわからなかったが、ニューオリンズからモダンまで、JAZZと名のつく音楽はなんでも聞いた。好きが高じて、高校に入ってテナーサックスまで始めてしまった。

 サックスは、もちろんモテたかったから始めたのかもしれない。少しくらいはこれでモテた事もあるかな・・・?が、とにかく大きな音で音楽を奏でるのが楽しかった。みんなで一つの音楽を演奏する。これもホント一体感を感じていい。さらに言えば、演奏を聞いている人にもひと時の幸せを与えられる。音楽って最高だ!

090518003_2 高校一年の春、先輩から渡された一本のカセットテープ、【カリフォルニアシャワー】。これが思春期の音楽魂を一気に盛り上げた。カシオペアやスクエア等、こんな軽快なジャズフィージョンが全盛期となった時代だ。

 ナベサダ。最高に好きだった。カッコいい。JAZZにとどまらず、ボサノバからサンバまで、いやアフリカンミュージックまで取り入れ、人生をJAZZに掛けた男。

090518007_3 先週の金曜日、そんなナベサダのコンサートに初めて行ってきた。もちろん昔から行きたかった。でも田舎者だったし、ガキの頃は、ナベサダだけは特別過ぎるほど特別で、なぜが行く勇気がなかったのだ。

 感動・・・。超感動。幸せでした。

 しかし当日、三重県総合文化センターには、何故か60代70代の先輩方が多い。どうやら隣のホールで、ブルーコメッツとワイルドワンズのコンサートがあるらしい。で、ナベサダのホールに入ってみると、実はここも年配だらけ・・・。目の前には、80前くらいのおばぁちゃんが二人で座っている・・・。

 そりゃそうか・・・。ナベサダさんだって76歳なんだもん。しかし、演奏を見てもさっぱりそんな年齢は感じない。激しく動き回るようなコンサートではないけれど、エネルギッシュで軽快で、そして音に深みがある。あぁ、そんな事がわかる歳になったんだ・・・!

090518002_3 カッコイイ。こんな男になりたい~!!10代でサックス一本持って上京し、チャンスをつかみ20代でバークレー音楽院に入る。さんざん苦労もしてきたようだが、常に前向きに様々な活動を繰り返し、30代から世界の並々ならぬジャズマンやアーティスト達と演奏を繰り返してきた。

 76歳になっても、その精力は落ちない。いや、少なくとも我々には全く落ちてるようには感じられない。その瞬間々々に、どんどん人々の幸せの時間を作り出していく。

 なんか、前に働いていた会社の上司に似ているんだよね。私のこれまでの経験の中で、唯一本気で尊敬している上司に。容姿が・・・。二人とも同じように尊敬しているから似て見えるのか・・・。まぁ、その上司は、今やだたのオジサンなんだけど・・・!

 さて私の音楽人生。大学に入ってすぐにJAZZ研に入部届けを出したが、そこはあまりにもオタクの巣であった。そのため結局一度もまともに行かず、アパートでサックスの練習をしていたら、隣の部屋の先輩に怒られて、それ以降サックスに触らなくなってしまった。新品のYAMAHAのテナーが、殆ど新品のまま実家の納屋で眠っている・・・。

 人生って一回しかないんだ。本当に大好きなことはやり続けなければ。いまさら「あん時続けておけばなぁ~!」なんて通用しない。

 建物作り。商売としてやっていくには、なかなかいつも気分がイイなんて事はない。しかし、前向きに精力的に続けよう。76歳になっても、誰かに幸せの時間を与えられるかもしれない・・・ブツブツ・・・。

 

|