07.星空ブツブツ

月はどうやってできた・・・?

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今日の国立天文台の記事より・・・。(内容は、下記クリック)

http://www.nao.ac.jp/gallery/weekly/2016/20160628-4d2u.html

これ、まことしやかだけども、どうにも、そうかなぁ?

地球の誕生とほぼ同時に月が出来たぁ?

火星ほどの大きさの惑星が地球に衝突して、それが原因・・・?

その時に飛び散った、ガスや星屑などが回転しながら再度集まっていく・・・。回転運動と質量が大きくなっていくことで重力が増し、さらに『集まる』力が大きくなる・・・。ここまでは、なんとなくわかる・・・。

しかし、質量が大きくなれば、慣性の法則もあり、回転は速くなる事はあっても、宇宙空間で止まるという事はないハズ・・・。

なのに、なぜ月は、、地球からみて回転していないのか?そんなに簡単に回転が止まるというのは、理論的に無いだろう・・・。

(実際には自転はしているのだけど、自転と地球を回る公転速度がまったく同じというで、地球からは月が自転をしているように見えない・・・。)

なんで月は、46億年間、ず~っと地球には片側だけを見せて、裏側を絶対に見せないのか・・・。

この辺りは、説明できないと思うな・・・。

だいたいこの話、他のページからの記事を読むと、地球からの距離が2万km程度の、ガスとチリが地球からの重力の影響をあまり受けないギリギリのところで再び集まり、それがわずか1ヶ月足らずの超短時間で今の月の大きさになったとある・・・。

そんなことが起こったのが、今の月までの距離の1/16程度のところだと・・・。近い・・・。とすると、月の地球から見た見かけの大きさは、今の月の16倍・・・。デカイ・・・。

地球の直径は、12,700km程度だからね。ホントに、すぐそこだ・・・。

この辺りも、アヤシイ・・・。説得力のない説明だ・・・。

さて私は、月は遥か遠い宇宙から、人為的に(いや宇宙人為的に)やってきたという、SFのような考えに・・・賛成なんだけどなぁ・・・。

オジサンの妄想は膨らむ・・・ブツブツ・・・・・。

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宇宙船ムーン (修正版)

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おそらく44年前に母に買ってもらった弁当箱。30年以上経って、私の二人の息子たちが幼稚園や小学校低学年の遠足で使ってくれた。

マテリアルはアルミ。人類が発見した最も高機能な金属。半世紀近く経っても形状を変える事がない・・・。

44年前と言うと、1971年・・・。あのジョン・F・ケネディが、アポロ計画を発表して10年。夢と希望、ロマンの象徴である月に人間を送り、無事帰還させるという偉大な功績を残した、あのアポロ計画・・・。1971年には、アポロ15号が月面車を使って本格的な月の地質調査を開始した。

つまりこの弁当箱は、その当時の地球人の最も関心のあるテーマを表現していたのだ。

とすると、例のチョコレートも思い出す。超安定形である『三角錐』を、最も軽度の麻薬と言われるチョコレートに結びつけた。

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1969年、アポロ11号イーグルが初めて月面着陸を果たし、その年に発売されたアポロチョコレート。この形には、人類の未来に対する不屈のチャレンジ精神と、一方で安定した社会を求めながら、薬物による精神安定に逃げてしまう心の弱さが表れているのか・・・。

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ニール・アームストロングは言った。『これは人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。』と・・・。

彼は月に降り立った。以降、月を訪問した人類は18人。しかし、なぜ18人だけなのか・・・?

1961年から1972年まで行われたアポロ計画は、人類の威信をかけて、莫大過ぎる資金を投じられたハズである。アポロ17号までに人類は6回月面に着陸したが、なぜ月の開発をそこでやめてしまい、それ以降二度と月に行かないのだろうか・・・?

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アポロ12号は、月から岩石を持ってきた。推定する石の年齢は、200億年と言われた・・・。あれっ・・・?地球の年齢は46億歳、宇宙の年齢も138億歳じゃなかったか・・・?

まぁ、12号は1969年の事であるから、200億年という数字は幾分考え違いだとしても、どうも地球の年齢(太陽系の年齢)よりもずいぶん古いらしい・・・。月に落ちた隕石でも拾ってきたのか・・・。

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月は、いつも我々にウサギを見せている・・・。地球の1/4という大きな直径の星が、地球から38万キロ先で、いつも我々の方をじっと見つめているのだ。

つまり、月が我々に背中を見せる事はない。月の自転周期と公転周期が全く同じだからなんだとか・・・。地球が消滅するまで、永遠にウサギの方が見えるんだそうだ・・・。

自転周期と公転周期が全く同じ・・・。ウキペディアを読むと、珍しい現象ではないらしい。

しかしね・・・。我々地球にも『うるう年』とか『うるう秒』なんていう微妙な時間差が発生するのに、月のウサギはほんの1秒たりとも周期を狂わす事なく、少なくとも地球の年齢の46億年間、ずっと地球を見続けて来たのだろうか・・・。

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月は、実はとっても軽いのだそうだ。そして、表層地盤の中の数十キロのところは、固い金属質の鉱石で覆われているという・・・。

アポロ12号は月に『月振計』という機械を設置した。月のいろいろな振動を計る機械だ。

アポロ達は月から離れるときにブースターというものを切り離して月に落して行くのだが、その月振計により、ブースターが月の大地に衝突する時の震動時間が、異常に長い事がわかった。

それはつまり、『月の中は空洞なんじゃないか・・・?』と考えることが出来る事になる・・・。少なくとも、マグマのような高温の地殻反応はないとのことだ・・・。

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月の裏側には、クレーターがたくさんある。我々が見る『おもて側』とはずいぶん表情が違う『あばた顔』だ。

アポロ達は、月と地球を8の字に廻る旋回軌道を利用しているので、基本的には月の裏側にしか降りられなかったハズ・・・。そこで彼らは、遠い宇宙の果てからやってきた隕石を拾ってしまったのか・・・。

アームストロング船長を始め、月に降り立った全ての宇宙飛行士たちが、公式か非公式かは知らないが、UFOを見たと言っている・・・。月面に人工建造物を見たとか・・・。そう、月の裏側の話だ・・・。

ウ~ん・・・。だんだん見えてきたのではないか・・・。

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『デススター』だ・・・!

ダースベーダーが乗ってきた、銀河帝国の最終兵器『デススター』。地球規模の惑星を一撃で破壊する事ができる『スーパーレーザー』を搭載している人口の星・・・

月は、遠い宇宙の果てからやってきた侵略者の、地球を攻撃するための超大型宇宙戦艦なのか・・・。ある日、一撃で地球を破壊する日を待っているのか・・・。

あるいは、遠い宇宙の地球型惑星に住む人類型の宇宙人が、陽子の衝突により惑星が生まれ、更にごく少ない可能性から生命が誕生しうる空間を探し出し、一つの星の誕生から消滅までを観察するために送った宇宙研究ステーションなのか・・・。

そういえば、デススターは月にそっくりだ・・・。

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超大型宇宙船『ムーン』。はるか太古の昔、いやそんな次元ではなく、地球がこの宇宙に誕生する以前に宇宙の果てからやってきて、戦争と平和を繰り返す愚かな我々をずっと監視している人口の星・・・。

すでにNASAはその事に気づいてしまった・・・。戦って勝てる相手ではないと知ってしまった・・・。

月をあきらめただけじゃない、すでに地球をあきらめたのかもしれない・・・。宇宙開発は、我々の想像しないところで進んでいく・・・。

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弁当箱に描かれた宇宙飛行士は、青い地球を後ろに見て何かを探しているようだ・・・。人類が、いや選ばれた極わずかの人間が、移り住むべき新しい場所を・・・。

先日のスーパームーンの素晴らしい輝きに感動しながら、こんな幼稚な空想話を考えていた。いやしかし、マジメにこんな事を考えているのは、実は私ではない・・・。どこかで国家レベルで、本当にこんな想定しているとか・・・いないとか・・・。

44年前のアルミの弁当箱・・・。まさか息子達が使うなんて。ちょっとうれしい・・・。

しかし父は、このかわいい子供達を、地球外生命体からも守らねばならないのか・・・。まったく父の仕事は大変だ・・・ブツブツ・・・・・。

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宇宙船ムーン

110518001 40年近く前に母に買ってもらった弁当箱である。今は、下の息子が使っている。

 マテリアルはアルミ。人類が発見した最も高機能な金属。40年経っても形状を変える事がない・・・。

 40年前と言うと、1971年・・・。あのジョン・F・ケネディが、アポロ計画を発表して10年。夢と希望、ロマンの象徴である月に人間を送り、無事帰還させるという大目標をやってのけた、あのアポロ計画・・・。1971年には、アポロ15号が月面車を使って本格的な月の地質調査を開始した。

 つまりこの弁当箱は、その当時の地球人の最も関心のあるテーマを表現しているのだ。

111518005 とすると、例のチョコレートも思い出す。超安定形である『三角形』を、最も軽度の麻薬と言われるチョコレートに結びつけた。

 1969年、アポロ11号イーグルが初めて月面着陸を果たし、その年に発売されたアポロチョコレート。この形には、人類の未来に対する不屈のチャレンジ精神と、一方で安定した社会を求めながら、薬物による精神安定に逃げてしまう心の弱さが表れているのか・・・。

110518008_3 ニール・アームストロングは言った。『これは人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である・・・。』と・・・。

 彼は月に降り立った。以降、月を訪問した人類は18人。しかし、なぜ18人だけなんだろう・・・?

 1961年~1972年まで行われたアポロ計画は、人類の威信をかけて、莫大過ぎる資金を投じられたハズ・・・。アポロ17号までに6回も月面に着陸したが、なぜ月の開発をそこでやめてしまい、それ以降二度と月に行かないのだろうか・・・?

110518010 アポロ12号は、月から岩石を持ってきた。推定する石の年齢は、200億年と言われた・・・。あれっ・・・?地球の年齢は46億年、宇宙の年齢も127億年じゃなかったっけ・・・?

 まぁ、12号は1969年の事だから、200億年という数字は考え違いだとしても、どうも地球の年齢(太陽系の年齢)よりもずいぶん古いらしい・・・。月に落ちた隕石でも拾ってきたのか・・・。

 月は、いつも我々にウサギを見せている・・・。地球の1/4という大きな直径の星が、地球から38万キロ先で、いつも我々の方をじっと見つめているのだ。

110518007 つまり、月が背中を我々に見せる事はない。月の自転周期と公転周期が全く同じだからなんだとか・・・。地球が消滅するまで、永遠にウサギの方が見えるんだそうだ・・・。

 自転周期と公転周期が全く同じ・・・。ウキペディアを読むと、珍しい現象ではないらしい。

 しかしね・・・。我々地球にも『うるう年』とか『うるう秒』なんていう微妙な時間差が発生するのに、月のウサギはほんの少しもずれる事なく、少なくとも地球の年齢の46億年間、ずっと地球を見続けてて来たんだろうか・・・。

 月は、実はとっても軽いのだそうだ。そして、表層地盤の中の数十キロのところは、固い金属質の鉱石で覆われているという・・・。

110518009 アポロ12号が月に『月振計』というのを設置した。月のいろいろな振動を読む機械だ。

 アポロ達は月から離れるときにブースターというものを切り離して月に落して行くのだが、その月振計により、ブースターが月の大地に衝突する時の震動時間が、異常に長い事がわかった。

110518003 つまり、「月の中は空洞なんじゃないか・・・」と考えられている・・・。少なくとも、マグマのような高温の地殻反応もないと・・・。

 月の裏側には、クレーターがほとんどない・・・。あのアパタ顔の裏側は、ケッコウ美人らしい・・・。アポロ達は、月と地球を8の字に廻る旋回軌道を利用しているので、基本的には月の裏側にしか降りられなかったハズ・・・。

 クレーターが少ないという事は、裏側には隕石がほとんど落ちていないという事・・・。なのに、彼らが持ち帰った月の岩石は、偶然にも遠い宇宙の果てからやってきた隕石を拾ってしまったような結果が・・・。

 アームストロング船長を始め、月に降り立った全ての宇宙飛行士たちが、公式か非公式かは知らないが、UFOを見たと言っている・・・。月面に人工建造物を見たとか・・・。

110518012 ウ~ん・・・。

 ・・・だんだん見えてきた・・・。

 『デススター』だ・・・!

 ダースベーダーが乗ってきた、銀河帝国の最終兵器『デススター』・・・。地球規模の惑星を一撃で破壊する事ができる『スーパーレーザー』を搭載している人口の星・・・。

 月は、遠い宇宙の果てからやってきた侵略者の地球を攻撃するための大型宇宙戦艦なのか・・・。ある日、一撃で地球を破壊する日を待っているのか・・・。

 あるいは、遠い宇宙の地球型惑星に住む人類型の宇宙人が、陽子の衝突により惑星が生まれ、更にごく少ない可能性から生命が誕生する可能性がある星を探し出し、一つの星の誕生から消滅までを観察するための宇宙研究ステーションなのか・・・。

110518013  そういえば、デススターは月にそっくりだと思った事がある・・・。

 超大型宇宙船「『ムーン』・・・。宇宙の果てからものすごいスピードでやってきた時にぶつかった小惑星の跡をアバタのようにこちらに向け、太古の昔からずっと我々を監視している・・・。

 すでにNASAはその事に気づいてしまった・・・。戦って勝てる相手ではないと知ってしまった・・・。

 月をあきらめただけじゃない、すでに地球をあきらめたのかもしれない・・・。宇宙開発は、我々の想像しないところで進んでいく・・・。

110518004_2 弁当箱に描かれた宇宙飛行士は、青い地球を後ろに見て何かを探しているようだ・・・。人類が、いや選ばれた極わずかの人類が、移り住むべき新しい場所を・・・。

 冗談話のようで、マジメにこんな事を考えている人がいるらしい。・・・私ではない・・・。ただ、国家レベルで本当にこんな想定しているとか・・・いないとか・・・。

 40年前のアルミの弁当箱・・・。まさか息子が使うなんて。ちょっとうれしい・・・。

 父は、このカワイイ子供達を、地球外生命体から守らねばならないのか・・・。父の仕事は大変だ・・・ブツブツ・・・・・。

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本当の、最後のミッション

110108001 地球の、その姿を撮影すること。それが最後のミッション。

 【イトカワ】の観測終了後、彼の下面に備え付けられたカメラと保温ヒーターの電源は、ずっと切られたままだった。大気の無いその世界で、何百度という温度の変化に気の遠くなる程長い時間耐え続けたその身体で、彼は最後のミッションに挑んだ。

 4年で帰ってくるつもりだった。太陽光パネルを除けば2mに満たないその小さな身体で、【(24143)1998SF-36】という名の小惑星にたどり着き、その星の断片を採取する。そして、必ず地球に帰還する。彼は2度の計画変更のもと、3度目に与えられたその使命を遂行すべく、2003年5月9日13時29分25秒、M-V5ロケットにて遥か宇宙を目指して旅立った。

110108006 その小惑星は太陽系の中を回っている。地球と火星の公転軌道に交わるように飛びながら、自身も太陽の周りを公転している。別名【イトカワ】。丸い星ではない。ちょうど大豆を少し押しつぶしたような、そんな形をしている。最大径でも535m。石油タンカーよりも少し大きい程度だという。

 彼が【イトカワ】を目指して地球の大気を離れたとき、その星の名前は、実はまだ【イトカワ】ではなかった。宇宙科学研究所がこの日本屈指の宇宙計画に期待し、日本のロケット開発の父・糸川博士の名前をこの星につける事を、この星を1998年に発見したライナー氏に依頼。今回の打ち上げの3ヶ月後の2003年8月6日に【イトカワ】と命名された。

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 【スイングバイ】。天体の重力と公転運動を利用して自身の運動方向を変更し、また増減速をする事。この実験にも成功した。一旦地球を離れた彼は、公転しながら再び地球に近づき、【地球スイングバイ】をつかって大きく方向転換し、増速。【イトカワ】の軌道に近づきランデブーする。

 2005年9月30日、イトカワに約7kmまで近づいた。しかし10月2日、姿勢制御装置【リアクションホール】が故障。全3機のリアクションホールのうちすでに1機が故障しており、今回の故障で姿勢制御がとても難しくなった。まだ最大の目的である「イトカワの断片の採取」は行われていない。断片の採取のためには、なんとしても一度【イトカワ】に着陸しなければならないのだが・・・。

 化学エンジンを併用し姿勢制御を行う。しかし、帰還するための燃料も確保しておかなければならないため、地球から数億キロ離れたその空間で、エンジン噴射を精度よく制御することが必要になる。とは言え、地球からの通信は、光の速度でも片道数十分を要してしまう。そのため彼は、そのすべての行動を自分で判断し自分で決定しなければならない。

110108008 2005年11月12日、小型探査機ミネルヴァを投下。しかし、【イトカワ】への着陸に失敗。

 2005年11月20日、今度は彼自身が【イトカワ】に着陸を試みる。ターゲットマーカー発射。着地。そのマーカーを目指し、降下開始。

 ・・・しかしここで、何らかの障害物を検出、タッチダウン(着陸)の中止、上昇。再び降下を試みたが・・・。

 成功したのか失敗なのか、2回のバウンドのあと、約30分間のイトカワ着陸・・・?ただしい状態で着陸したとは思えない・・・。試料採取も行えない・・・。

 一時途絶えてしまった地球との交信が再開出来た。管制室の緊急指令で上昇、離陸に成功。これは偶然にも、地球と月以外の天体において着陸したものが再び離陸を成し遂げた世界初の出来事となってしまった。

 11月26日、2回目のタッチダウンに挑戦。試料採取には、たった数秒間のタッチダウン(着陸)だけでいいのだが、身体中に数々のトラブルを抱え、また帰還のために燃料を多く使う事が出来ない。これが事実上最後のチャンスか・・・。

110108009 予備のターゲットマーカーを落とす事は中止。コンピュータが2つの目印を見て混乱する可能性があるからだ。マーカーによる自動制御はぜず、記録モニターを使って降下。すべて彼自身が自分で判断していく。

 11月26日07時07分、約1秒間のタッチダウンに成功。即座に離脱。試料採取も、どうやら成功した。しかし離脱の際に、スラスターB系から燃料のヒドラジンが探査機内部に漏洩。弁を封鎖・・・。

 11月27日、管制室からの姿勢制御命令が不調に・・・。漏洩した燃料の気化によるバッテリーの放電が原因か・・・。

 12月2日、化学エンジンの再始動を試みるが失敗。12月4日、キセノンガスの直接噴射による姿勢制御を試み、成功。

 12月8日、再び燃料漏れ発生。キセノンガスを使っても姿勢を制御する事ができず・・・。

 その後、通信途絶・・・・・。

 46日後、2006年1月23日、彼からのビーコンを受信。彼は生きていた。太陽電池発生電力が極端に低下して、一旦電源が完全に落ちていた。化学エンジンを動かすヒドラジンも残量がなくなっていたが、イオンエンジン用のキセノンはまだ残量を保っている。電力を回復させれば、地球帰還の可能性はある・・・。

 3月6日、3ヶ月ぶりに彼の位置が特定された。イトカワから1万3000km。地球からは3億3000万km。地球の直径を1万2700kmとすると、その約26,000倍の距離だ。光の速度でも18分20秒かかる。ちなみに光は1秒間に地球の直径の23.5個分を進む。

 それから4年3ヶ月、当初の予定より3年以上も遅れ、彼はその長い長い道のりをボロボロになって地球に戻ってきた。その痛々しい小さな体は、もとよりそんな長い航海を予定されておらず、耐久的にも限界を越えていた。しかし彼は、その本来の目的を達成し、彼の前部につけられたカプセルに地球への素晴らしい、そしてとても大切なお土産を詰め込んで帰ってきた。

 2010年6月13日、最後のミッションの日。19時54分、彼はカプセルの切り離し成功。カプセルは大気圏突入後、地上5000mにてパラシュートを展開し、23時08分、オーストラリアのウーメラ砂漠に軟着陸する・・・。

 22時02分。カプセル切り離しに成功後、彼は目の前に青く輝く地球の姿を撮影した。それが彼に与えられた最後のミッション。5、6枚撮影した最後の写真を管制室に送信中、通信途絶・・・。

 最後のミッションを終えたその彼の身体を安全に地上に送り届ける為の如何なる装置も、彼はその身体に身につけてはいなかった。彼の【本当の最後のミッション】は、ここから始まる。大気圏の中に入り燃え尽きて消える事・・・。

110108010 はたして、小惑星探査機【はやぶさ】は、数々の困難を退け、7年の歳月のもと地球に帰還した・・・と言われている・・・。確かに彼に積まれたカプセル・・・世界が注目する、宇宙のその遥かなる力と秘密を解くための試料が積み込まれた・・・は、見事に帰還した。しかし彼・・・はやぶさ本体・・・は、その最も重要な目的を達成したあと、本当の最後のミッションを遂行し、光となって消えた。

 昨日、家族で四日市博物館のプラネタリウムに行ってきた。【はやぶさ】帰還の記念映像番組を見た。最後に、【はやぶさ】とカプセルは大気圏の中に突入し、月よりも明るい光となって、オーストラリヤの夜空を飛んでいた。たくさんの光はやがて一つずつ消えていき、最前方の一つの光だけが最後まで残った・・・。

110108004 その身体が地上に落ち、人や動物を傷つけない事。地球の如何なる環境も変化させない事。地球に落ちない事・・・。

 それが、彼の【本当の最後のミッション】だったことを感じたのは、私だけか・・・。

 それが、そう、父の仕事なのかなと、少しだけ思ったのは、私だけか・・・。

 私は・・・あなたは・・・本当の最後のミッションを・・・遂行できるか・・・・・ブツブツ・・・・・。

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田舎の空のオリオン

091023005_2 オリオン座流星群が見える。1時間に50個を超える流れ星が見えるという。妻に教えられて、空を見上げた。

 3000年前にハレー彗星から放出された塵だという。夜空に光る星の光は、何万光年も昔に発せられた光もあるんだから、3000年は若い方か・・・。しかし、不思議だ。3000年前を、今、自分の家のウッドデッキに寝転んで見るなんて。

 世界最先端のなんとか望遠鏡では、137億年前の光が観測されるという。そこで宇宙の年齢が137億歳だという事になる。意味が解るような、解らないような・・・。

 でもまぁ、初めてスペイン語聞いた時のように、さっぱりわからん話だったが、スペイン語も慣れてずいぶんわかるようなったように、137億歳の意味も、最近少しわかりだした・・・。

091023006_2  深夜12時ごろから、ダウンジャケットを着こんでウッドデッキに出た。6年半前にやってきたこの街は、十分田舎だというのに夜の空が明るい。都心のそれとは違うけれど、生まれ育った故郷では、空はもっと真っ暗だった。冬の塾の帰り道、いつも空にはハッキリとオリオン座が輝き、でもそれもあまりにも当り前の光景に、なんの感動もしていてなかった。

091023004_4 夜11時頃は薄い雲があったのに、なんと12時を過ぎると雲がなくなった。海辺の工業地帯の光のせいで、南東の方角に見えるオリオンの光は、まだ今一つハッキリしない。しかし、オリオンの周りだけに流れ星が見えるわけではないそうだ。空のいろんな所を見ているといいかも、っと。首も痛くなってきたんで、ゴロッ仰向けにころがった。

 アッと!一つ。しばらく時間をおいて、アレッと・・・!一つ。1時頃までの間に、6個の流れ星を見た。人生の折り返しも過ぎて、初めてだな、1日にこんなに見たの・・・。

 酒でも飲みたいな・・・。いいツマミだ。でもまぁ、今からこんなところで酒飲んで寝ちまったら、凍死するな・・・。ダウンジャケット着ているったって、下は寝巻だし・・・。

 ガキの頃見た夜空は、今見える数の5倍、イヤ10倍くらいは星が見えたような・・・。21歳のころアラスカで見た夜空は、さらにその10倍の星があった。夜空に星が輝くのは当たり前で、毎夜その星を見て、いろんな想像をしたもんだ。

091023001 思い出の夜空の写真なんて無いんで、そのアラスカで見たオーロラの写真でも載せよう。実際にはカナダだったかな。夏のオーロラだ。

 漫然と力強く夜空をうごめくその姿。透明な空気の間を貫くように、次々と現れる。

 流れ星は、母のように静かに我々を包み込む星空に、突然チラッと現れる妖精のよう。

091023002 オーロラは、力強い父のように、とてつもない大きな力で、次々にやってくる困難を跳ね除ける。

 しかし、どちらも日常の生活をただ一生懸命生きるだけの我々にとって、とてつもない非現実の、そして何か心躍るような、ちょっと得したような、そんな気分にさせてくれる。

091023003_2 昔話の、本当のようなウソのような神話がくっついて、最先端の科学の理屈がくっついて、しばしの宇宙旅行に連れいてってくれる。

 今夜もごろっと寝そべろうか・・・、深夜の四日市で・・・。しかし、これでインフルンザになったら、怒られるか、嫁さんに・・・・・ブツブツ・・・・・。

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満月の明るさ

090410001 仕事がない日は、子供達を寝かしつけてから「報道ステーション」なんぞを見ながら、ちびっと一杯やる。夜中にねずみが出た!と翌朝言い訳をして、子供達のスナック菓子を少しいただいたりする。これが私の楽しみである。

 しかし、少し気を抜くと、スポーツコーナーが始まる前に、寝ている。夕べも、「報道ステーション」が始まったと思ったら、次の瞬間は11時半だった。

 歯を磨いて電気を消すと、外がとても明るい。満月だ。ウチのリビングは2階にあるが、リビングの前に広いウッドデッキがあるもんだから、月夜はウッドデッキに反射してとても明るい。夕べも昼間のように明るかった。

 満月の夜中に外に出てしばらくボーっとするのは楽しい。何となく幻想的で、特別な感じがする。青と白と黒の世界だ。

090410002_2 ハタっ、と思いついた!以前から、一度やりたかったことがあった。本が読めるほど明るい月夜。いったいどれくらい明るいのだろうか。測りたい・・・!

 仕事場へ行ってゴソゴソと照度計を探し出し、調査。結果はなんと、こんなに明るいのに0.3ルクスしかない。

 0.3ルクスってどのくらいだろう。今、太陽の直射日光を測ってみた。約10万ルクス。仕事場の窓際は8000ルクスくらいある。

 夜のリビングなら、普通100~300ルクスくらい。読書や作業をするには、300~700ルクスくらい必要。夕べ家族が寝ている部屋の蛍光灯の横に付いているホタル電球を測ったら、1ルクスだった。

 あんなに明るいと思っていた満月の光って、実はホタル電球の3分の1くらいしか明るくないんだ。夜の外は暗いものっていうイメージがあるから、たった0.3ルクスの月明かりに、あれほどの神秘的な空間と時間を感じるのだろうか。

 素晴らしい発見をした。とても満足して、そして、2分後にはまた眠りの世界に入った。

 ちなみに2枚目の写真は、天体望遠鏡で撮った写真との事。1枚目の写真と、上下が逆になっている。天体望遠鏡で見るのと肉眼で見るのとでは、上下が反対だって知ってた?

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