04.アメリカ大好きブツブツ

ジーパンツ・・・

111024007 リーバイス、高すぎる・・・。なのにカッコ悪い・・・。

 ジーパンと言えばリーバイスだ!っと、アメリカかぶれだった私は言い続けた・・・。

 だってそうでしょ?【アウトサイダー】のマット・ディロンはどうだった?リーバイスとコンバース・・・。大人に憧れ、大人に反発するガキ共の定番さ・・・。

 ブルース・スプリングスティーンは?リーバイスとウエスタンブーツ・・・。社会の底辺で生きる男たちが身につける、最高のブランド品。 彼からリーバイスを取ったら、何が残るんだ・・・!赤い帽子だけか・・・。

 ジェームス・ディーンだってリーバイス・・・・・じゃねぇか・・・・・。Leeだとわかった時は、なんとなく心に空白を感じたっけ・・・。(でもちょっと浮気して、Leeも買ったような気もする・・・)

111024004 87年に初めてアメリカに行った時、感動したのはノンウォッシュの501が20ドルだったこと。日本の1/3以下だ。JCペニーのセールの時は、確か15ドル以下で・・・。塩で洗うと良く縮む(シュリンク・トゥ・フィットする)と言われ、家に帰って風呂で塩まみれになって色出しした・・・。

 調子に乗ってウエスタンブーツも買って・・・。それまでコンバースにリーバイス626(日本製スリムタイプ)を穿いた小僧だったのが、突然スタスキー&ハッチみたいな70’Sのアメカジに・・・。

 お尻とフトモモがパンっと張って、ストレートの足元から出るウエスタンブーツのために、足首の形がわからず、足が長くなったような気がする・・・。それがリーバイスだったハズ・・・。

111024006 20代30代は、いつもジーパン・・・。単車に乗るときだって、当然さ。革のライダーパンツなんてクソくらえ!寒ければ下にパッチを穿く・・・。中なんて関係ないさ・・・!俺たちには、リーバイスを穿いている事が大切だった・・・。

 この数年、リーバイスを買おうとして、何度店を探しただろう・・・。しかし、高いんだ。たかがジーパンなのに・・・。10,000円とか、値段つけるか?

 それでも、もういい歳だから、ちょっとくらい頑張ろうかと思って、また店に行くんだけれども、なんか違うよね・・・形が・・・。なんというか、股上が深くて、ケツのポケットが下の方にあって・・・。おまけに、なんというかブカブカで・・・。

111024001_2 ジーンズの形も、どんどん変わっていくんだそうだ。501だって、時代で全然違うんだとか・・・。

 3年ほど前か、どうしても納得できる501が無く、なんとなく少し我慢して、517を買った。裾が少し開いたブーツカット。形はいいんだが、それでもどうしてもお尻のポケットが下の方にある・・・。店の人は、だからこそ足が長く見えるっていうが、そんな事無いでしょ・・・!

 今まで、何本のリーパイスを買ったろう。20本は買ったか・・・。いや30本くらい・・・。しかし、ついに、最後の手持ちのリーバイスが限界を超えそうだ・・・。ボロボロぐあいが・・・。あ~新しいジーパンがほしい・・・!

111024003_3 で、昨日買ってきた。ユニクロで・・・。えっ?リーバイスのコダワリは、どこに行った・・・!

 意外に形がいいのよ~。ビックリするわぁ~・・・!ぴったりなんよねぇ・・・。

111024008 時代が変わり、流行が変わる。素材も変わり、人々の意識も変わっていく・・・。しかし、自分の身体のスタイルも変わっているという事を、昨日妻に教えてもらった・・・。

 あっ、そっか・・・ブツブツ・・・・。

| | コメント (0)

アイ ビリーブ ダット ・・・

111017001_2今夜 明かりが消え 街の中心地ではトラブルが・・・。

正面衝突で 俺は内蔵に強打を受ける。

突然の出来事だ。俺には理解のできないもの。

だけど1つだけ確かなこと。彼女のためさ。

かまわないさ 目新しくもないシーンだって。

かまわないさ ハニー 二人の間の事。

俺が求めているのは心 そして魂。

コントロールしたいんだ 今すぐに・・・ 夢についてさ・・・。

本気でやってやる お前は深夜に目覚める。

あまりにリアルな恐怖。

永遠に来ない一瞬のために 君は待ち続けるのか。

無駄な事するんじゃない・・・。

111017002バッドランズ 君は生き抜かなくてはならない。

折れた心を立て直せ。

支払わなければならない代償さ。

俺達は走り続ける いつか理解されるまで。

この荒地が俺達にとってまともなものになるまで・・・。

大地の上で働きつづける 君は背中が真っ赤に焼けるまで・・・。

車輪の下で働きつづける 真実を知るまで・・・。

いいか ベイビー 俺は今よくわかった。

お前だってわかるさ 素直なダーリン。

貧しい者は豊かになりたいと望み 豊かな者は王になりたいと望む。

しかし王は決して満たされない すべてを支配するまで・・・。

I111017003 wanna go out tonight,

I wanna find out what I got.

Well I believe in the love that you gave me.

俺は信じる お前の愛を。

俺は信じる 信じる事が俺を救えるかもしれないと。

俺は信じる 希望の中で・・・

そして祈る・・・。

いつかその気持ちが俺を引き上げてくれる事を。

Badlands, you gotta live it everyday.

Let the broken hearts stand.

As the price you've gotta pay.

We'll keep pushin' till it's understood and these badlands start treating us good.

111017004心の奥底にそんな信念を持つ者のために・・・。

生きていることを喜ぶのは 罪なんかではないと。

俺は立ち向かう 俺自信を見通してくれない奴に。

俺はそんな場所を見つけ出し そしてそいつらに 唾を吐き掛けてやるのさ・・・。

そんなバットランドに・・・・・ブツブツ・・・。

(翻訳;アグラ)

| | コメント (0)

メロディ&ザ・バンディッド

090618001_5090618002_5 ブログって、こんな事ばかり書いていいのだろうか・・・。別に読みたくないよなぁ、誰も・・・。また【トランザム7000】の話なんて。

 前回の書き込みから懐かしくなってしまって、忙しいのにDVDで映画の音だけステレオで流しながら図面を描いているこの頃・・・。

 このイーグルマスクと、カルーい感じのトークがたまらない。この時代のアメリカ映画は、ネチネチ・イライラさせられるようなところが何もないんだよね。

090618004_2 この映画が1977年制作。主演のバート・レイノルズ以下、サリー・フィールド、ジェリー・リード、ジャッキー・グリーソンらは皆、この後超有名人になっていった俳優たち。豪華メンバーだよ。

090618005 こんな映画を見てからハイウェイに繰り出すと危険極まりない・・・。ついついアクセルを踏み込んでしまう。アメリカンハイウェイは、道は広いし車の数が相対的に少ないから全然危険じゃないし・・・。「うぉ~!120マイルじゃぁ~!!」

 しかし、アメリカはそんなに甘くない。そこらじゅうにポリがいる。コーナーから現れた対向のパトカーが、スピードガンで測ってたりする。全く気が抜けない。少ない所持金を、どのくらいワシントン州に払っただろう。抵抗すると、銃が出てくるし・・・。

090618006_2 子供の頃大好きだった映画がもうひとつ。

 【小さな恋のメロディ】。全く毛色の違う映画だなぁ。なんだか甘酸っぱーい初恋の物語。

 ヒロインのトレーシー・ハイドが可愛かったんだよ。でも、この映画は1971年公開のもの。テレビで見たとしても、まだ小学校1,2年生だったから、トレーシー・ハイドの方がずいぶんお姉ちゃんだったんだな。

090618008  ガキの頃、天然パーマで頭がクルクルだったから、主演のマーク・レスターの頭のクルクル加減に自分を重ねていた。何となく似てるなぁ、なんて自分で勝手に思っていたりして・・・。今の私の姿を知っている人は、きっと噴き出すな。

 中学の時、中古レコード屋で買ったこのLP。去年実家の納戸から持ってきたが、実はプレーヤーが無いので聞けない・・・。儲かったらプレーヤー買わないとと思っているんだが、なかなか優先順位が上がってこない・・・・・。

 あぁ、70年代。子供の頃の夢は、今だに叶わないなぁ・・・。・・・ブツブツ・・・っと。

|

GM破綻  あぁ、あこがれのアメリカが

090608001_2 今朝の朝日新聞にあった写真を見て、どうしてもデジャブというか、前に見た景色のような気がした。古い写真をゴソゴソとひっくり返し、「おぉ!」っと言う一枚を発見。

 おんなじ場所の写真をとったよ。偶然に!20年も前に!しかも車で一人で走行中に!

090608002_2 変なこと覚えているもんだ。人間の記憶力ってすごい。(普段は昨日会った人の名前も思い出せないのに・・・)

 変な感動だね。たまたま撮った写真で、人も写ってないから、今までじっくり見た事なんかないのに。 

 新聞の写真は70年。私がこのラスベガスを訪ねたのは89年の冬。若干、建物が変わっている。

 GMの破たんに関するコラム。昔のアメリカは、何もかもが新しくて素晴らしくて良かったねぇ・・・、ってことを言いたい写真だろうな。

090608003_2090608004  20数年前、19歳で初めてアメリカに降り立った。すでに日本は、いろんな意味であこがれの国アメリカを追い越し、世界の超先進国となっていたんだけれども、見るもの感じるものは何もかもがすごくて、新しくて、感動で震えたもんだ。よく見れば、右も左もド田舎なのにね。

 ブルース・スプリンクスティーンに感動して、ジョンクーガー・メレンキャンプやブライアン・アダムスを口ずさみ、エアロ・スミスとカンズで頭を振り回す。皮ジャンとリーバイス、トニー・ラマのブーツとレイバンのサングラス。星条旗がカッコイイと思った。完全にアメリカかぶれのガキンチョだった・・・。

090608006 生まれて初めて買った四ツ輪がポンティアック。先に渡米していた親友がマスタングかぶれになっていたんで、それなら俺はって、大好きな映画【トランザム7000】でバート・レイノルズが操る【ポンティアック・ファイヤーバード・トランザム(6.6リットル)】を探した。イーグルマスクと言われた、あの名車だ。

 結局はお金がなかったんで、ランク下の5リットルのファイヤーバードを買った。もちろん中古。でも、ボロだけど大好きで乗りまくった。

090608007 シアトルを拠点に、西海岸はいろんな所を走った。ラスベガスは帰国間近でカリフォルニア、アリゾナ、ユタ辺りを周った時。

090608008 いまどきこんな車は無いわなぁ。無駄だらけ・・・。デカくて、燃費悪くて、視認性最悪で後ろなんて見えやしない。真っ赤な内装の車なんて、信じられるか・・・って感じ・・・。

 まぁしかし、車なんてそれが楽しかったんだ。金額じゃないけど、【贅沢】っていう麻薬でウカれてた。今じゃ、「次買う時は絶対ハイブリッドだぁ!」なんて言っている。まぁそれも今の心を満足させる【贅沢】か・・・。世の中のためには良いことだけど・・・。

090608005 そんなポンティアックが無くなってしまう。GMさんも、名実ともに(?)国の支配下になって、売れそうなブランドだけ残して、ダメ男君たちは遂にポイっ。

 まぁ今となっては、いい車を作っているわけでもないし、現代のアメーリカンの姿はセンス全くなしで魅力なんて感じないが、歴史ってやつが好きなのが人間。ひとつの身近な歴史が無くなると思うと、ちょっと胸が熱くなる。

090608009 GMさんは生まれ変わるのか。正直、いち片田舎の日本人としては、そんならもうアメ車なんていらないや、って思ったりして・・・。

 雇用とか、アメリカの威信とかいろいろあるんだろうけど、ちいちゃな車なら、日本車乗ろ!日本車いいよ、しっかりしてて。いろんな事考えて作ってあるし・・・。

 そのうち日本車も歴史の上からなくなる日が来るんだろうか・・・ブツブツ・・・。

|

夏の思い出

 涼しくなってきた。仕事に集中できるようになってきた。すると、山のように仕事があった。ペースが上がらない8月。我々も8月はヨーロッパ人のように【ばけーしょん】という文化を作り、心身ともに健康になって効率の良い仕事が出来ればいいのに・・・。まっ、1ヶ月休んだら、仕事のペースをもどすのに1ヶ月掛かるか・・・。しかし不思議だ。忙しい時ほど、マメにブログとか書けるようになる。

080825001_3  学生時代の夏休みの写真が出てきた。バイトして貯めたお金で、遊びまくってた。しかし、ボケーっとしないでシッカリバケーションを楽しめば、素晴らしい経験も手に入る。この年も、素晴らしい夏の経験をした。苦悩の経験でもあったが・・・。この写真は北アルプス・・・じゃありません。後ろの山は、マウント・マッキンリー。アラスカのデナリ国立公園内である。親友たちと三人で、シアトルからカナディアンロッキーを越え、アラスカをぐるっと回り、最終目的は北極海!という無茶な遊びをした。

080825009  旅路はアラスカン・ハイウェイがもうすぐ50周年を迎えるってんで、全面(?)舗装工事をやってる最中で、という事は、フェアバンクスから北は まだほとんど未舗装で・・・。なのにカッコつけてタンクの小さい中古のアメリカンバイク買って走ってたもんだから、後ろにポリタンクにガソリン積んで走っても、ツンドラ気候の真っただ中で人家もないどころか音さえもほとんどしない道で、ガソリンスタンドなんか滅多になくて、結局ユーコンリバーから北に100km走ったところでちょうど【ここから北極圏】というところ(ただの空き地に看板があっただけ)で止まり、最終目的の北極海には届かず引き返したきたという寂しい思い出がある。

 スズキ・サベージ650というバイクは、名車である。650ccで単気筒。小さなボディーにすごい音。初めてこの音を聞いた時は、感動で震えた。トルクはすごい。しかしもちろんスピードは出ない。馬力もさほどない。フルスロットルで110kmくらいしか出ない。こんなバイクで、アメリカ大陸のツーリングをやってはいけません。毎日、来る日も来る日も朝から晩までフルスロットル。しかも単気筒。10,000kmほど走ったところで最後にバルブがぶっ飛びました。しかし日本の単車はすばらしい。バルブがぶっ飛んだ後も1000kmは走ることが出来た。なんかキツツキのようなカカカッという音がしだしたかなと思ったら、だんだんその音は大きくなり・・・。でも最後には止まりました。

080825007 その前に、この単車はチューブタイヤであった。それでアラスカンハイウェイのダートを何百キロだか何千キロだか走ってしまい、エンジンより先にタイヤが逝きました。タイヤが完全に擦り切れてチューブが見えて、穴があいた。チューブに穴が開くたびにパッチで修理して、擦り切れたタイヤの底には寝袋の下敷き材を10cm幅に切ってガムテープで貼り、ダマシダマシ走った。日本から遠く離れたツンドラの大地でね。大変な経験だったな。一人だったら、本気、泣いてただろうね。

 最後はヒッチハイクでバイクごと拾ってもらった。この旅、いろんな人に拾ってもらった。この時は、ヨーロッパ系らしい二人連れのバン。道端で困っている人を拾うなんてことは、この時代のアメリカでは珍しくない。この二人、いい人なんだか悪い人なんだか・・・。ビールを飲みながら運転。きっと吸っているのはマリ○○○だ。せっかく拾ってもらったけど、もっと不安がつのる。

 着いたのは、ハイウェイから少し入った森の中。彼らの簡素な家がある。テスリンという町らしいが、他の家はほとんど見えない。今日はここの庭でテントを張って寝させてもらう。彼らはカーペンターで飯食っているらしい。仲間たちがやってきた。一人の白人と、数人のエスキモー(インディアン)。「はじめて日本人を見た。はじめての日本の友達に乾杯!今日は裏の湖でみんなで飯を食おう。我々の新しい友達のために。食べ物は我々が出すから、ビールを少しおごってくれないか」。ほんの少しの豚肉とサーモンとビールで、小さなバーベキュー大会。

080825005 裏に湖。音がない。おそろしいほど静か。対岸に家なんか一つもない。風が小さな小さな波音を立てている。夕日が山に落ちていく。これ以上の景色を見ることがこの先あるだろうか。続くハプニングと疲労。その中で救ってくれた人達は、はじめちょっと怖かったけど、初めて会った日本人に小さいけれど最高のパーティーを催してくれる。ヨーロッパから来た白人たちは、いろいろ事情があって流れてきたらしい。エスキモーの彼らは、現地の人間なんだろうか。決して裕福とは言えない様子。白人の中の一人、背が高い髭のおじさん、ロビン。夕暮れの音のない湖に向って、突然ハーモニカを吹き始める。ブルース。なんか映画でしょ、この光景は!

080825002_5 翌朝、近くのガソリンスタンドで何とか使えるチューブを探して、再スタート準備OK。一日しか一緒に居なかった彼らが、別れを惜しみ泣いてくれる。8歳のエスキモーの少年マイケルが、泣きながら友達の証しだと言って着ている自分のTシャツを脱いで俺にくれた。そのTシャツを、今、我が息子が来ている。古いTシャツなのに、なぜか気に入っている様子。見るたびにジンとくる。

080825012_5  このあと、良いハプニング、悪いハプニングといろいろあったが、これ89年のお話だから、約20年も前の思い出。旅の日記があって、読み返す。あぁ、また涙が出そう!

080825011_3  ちなみに、バルブがぶっ飛んだエンジンのヘッドはこんな感じです!

|