01.建物好きブツブツ

ただ気になるだけ

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2017.5.4.

ペーパーホルダーが2連に並ぶ。なんのためなのか・・・。

私も最近はこれを提案するようになった。

横幅が大きいために、用を足す時にスマホなどを置きやすいし、これ、結構荷重をかけても大丈夫なので、高齢者などいろいろな理由で立ち上がることが少し困難な方にも、グッと手を掛けて支えにすることができて、とても助けになってくれる。

各社でいろいろな商品が出ているが、正直、格好の良いものが少ない。

TOTOやLIXILなどではなくKAWAJUNのような金物専門メーカーならば、それなりにクールなものがあるが、逆にその他の周りのもの・・・この写真のようにウォシュレットのスイッチとか・・・との意匠が合わず、大きいだけに非常に浮いてしまう事がある。

そんな理由で、最近は素直に、存在感の薄い白いダブルを提案するようになった。

それはさておき、なぜダブルなのか。

結論は便利だからなのだが、その便利の一つの理由は、片方がなくなっても大丈夫・・・!!という事。

しかし、いろいろな方の家に行くと、結構両方が同時に減っている・・・。両方が全く同時になくなることはないだろうけど・・・。

ひとんちのペーパーの減り方に、あーだこーだ言う男は、ほんと小さい!・・・と思うが、普段から人の生活・行動をジッと考える仕事なもんだから、気になって仕方がない・・・。

ウチは、シングル。そんだけの話・・・ブツブツ・・・・・。

by agra (バイアグラ)

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ダイニング丸テーブル(宮崎椅子製作所)

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2017.5.3.

ゴールデンウィークに休みがあるのが無いのか、よくわからない感じの小さな設計事務所経営者だが・・・、今日は、息子のサッカー試合の送迎に桑名へ。

試合会場の中学校が、ちょうど大好きな家具屋である『コンフォートマート』さんの近くだったので、ゆっくり立ち寄った。

今度の物件でも提案している、ダイニングの無垢の丸テーブル。有名な『宮崎椅子製作所』さんの物。

写真に写っているのは、ナラ材。他にサクラやホワイトアッシュなど、いろいろな材料で作ることができ、やはりそれぞれに風合いが違う。

もともとは3本足のハズだけれども、コンフォートマートさんでは特別に4本足をお願いして作ってもらっているという。信用と実績がある証拠だな。

それにしても、意外に安かった。意外すぎるほど・・・。このテーブルで12万円前後だと・・・!!

イスは『カールハンセン&サン』の有名な『Yチェア』。これは、それなりに高い。7.6万円。でも、やはり、格段に座りよく、デザインも素晴らしい・・・!不朽の名作。私も大好きだ。

テーブルがこんなに安いなら、イスを頑張れるな・・・。

出来る事なら、当事務所にもそろえたいが・・・そんな余裕はないか・・・。

いつも、人の分だけ考えるのが、さびしいなぁ・・・ブツブツ・・・・・。

by agra (バイアグラ)

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造園家・荻野先生の本

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先日、造園家・荻野寿也先生の新しい本が届いた。エクスナレッジ社の木藤阿由子さんが監修したもの。

建築は、環境にマッチして初めて素晴らしいものになり、その意味で本来は、造園は建築に欠かせないものと言える。しかし、なかなか建築士としてその具体的方向性をハッキリ見る事・見せる事が難しい。

荻野先生は、実に建築家の目線に近いところからわかりやすく説明してくれる人。

建築家・伊礼智先生の縁で、何度か荻野さんにお会いして、一緒にお酒を飲む機会があった。もちろん、荻野さんが作られたお庭も、ずいぶんたくさん見た。

造園に対するまっすぐな心と、古い考えに囚われない手法、そしてよく草木の事を理解した技術は、本当に勉強になるし、お話も引き込まれるようで面白い。

今回の本は、『伊礼建築』と『荻野庭』を知り尽くした建築知識ビルダーズの編集長・木藤さんが、その集大成というか、お庭を中心に住宅のあり方をまとめてくれたものと考えてもいい。実に面白く、役に立つ内容だった。

ただし、本だけを読んでも、なかなかハウスメーカーではマネできない事が多いかも知れない。専門家ではない営業マンが基本計画をしたり、効率を優先させることを指示された若い担当者に任せてしまうメーカーでは・・・。

建築と庭を分けずに一体に考えながら、さまざまな知識と技能をフルに使わなければ難しい事ばかりかもしれないという事だ。

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さて、04.のページでいきなり、以前酒の席で2回も怒られた『ケヤキを建物の近くに植えてはいけない!』という言葉。ウチの中庭のケヤキ、もう植えて10年になるんだけど、結局どうしたら良いんでしょう・・・ブツブツ・・・・・( ̄▽ ̄)‼︎

by agra (バイアグラ)

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70cm角の窓

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2017.04.26.

以前から何度か書いているけれども、自宅の2階リビングにあるこの70cm角の窓が好きだ。

特にケヤキの葉が鮮やかな新緑色となるこの季節。今日のように雨の日も良い。

特に素晴らしい眺望が見えるということでなく、窓建具自体も最も安価で中央に方立が立ってしまう引違いのアルミサッシ。

ただそこに、生活の中での自分の範囲を越えない普通の景色がある。緑の向こうに木製のフェンス、赤茶色の外壁・・・。

暮らしの中に好きな窓を持っているという事は、なんと素晴らしい事だろうか。

良い窓を作ろう・・・ブツブツ・・・・・。

by agra (バイアグラ)

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ピョンヤンのすごい都市計画

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今話題の『ピョンヤンの街の高層ビル群が、ただのハリボテじゃないか!!』という話。

面白そうなので、GoogleMapで散歩してみた。(と言っても、さすがに北朝鮮では、ストリートビューは見せてくれないが・・・。)

外国からの旅行客などが必ず通るであろう街の中央を横切る大きな道路を挟むように、たくさんの高層マンションが立ち並んでいる。

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すごい!!

しかしこれは、ハリボテなんかではない・・・。

うっす~いけど・・・!!

大きいからわかりづらいけどれども、ワンルームマンションが並ぶほどの厚みはありそうではないか・・・。

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考え方を変えれば、これは国力を大きく見せるための、れっきとした都市計画だ。

巨大で薄っぺらい建物に囲まれたスペースには、まだ普通の低い家などがあるようだけども、それらの日照なんて関係ない。

土地は国の物であり、その国がいかに強いかを見せるための都市計画は、何よりも優先されるべきである・・・。(私の考えではないからね・・・!)

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ただし、聞くところによると、すぐに停電するとか、高層だけどエレベータが動かないとか、さまざまな問題があるそうではある・・・。その他の設備も、給水もさることながら、排水も危なそうだな・・・。

それに、少なくともこのような強引な縦横比の建物が、安全上、構造上、確実に建てられているのか・・・・・なんてことは、考える必要なしか・・・。

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『建築』は、そこに住む人々の文化・風習と気候などの自然現象との戦い・工夫など、長い長い歴史の中で培われた複雑な要因があって初めて形が作られる。

私は、20年前にスペインに渡って切実にその事を感じ、帰国してからは、今の日本で建てる住宅には、和モダンの要素を取り入れるべきと思うようになった。住宅は、建築家のマスターベーションで建てられるものではなく、『ここで住む人が幸せになる為の家』であるべきだからだ。

長い時間をかけて培う文化や経済的な発展による国民生活の向上を無視し、他の国でいう数十年を吹っ飛ばして建築を行うと、こうなる・・・。

しかし、やはりこれは、国家が考える都市計画であることに、違いない・・・ブツブツ・・・・・。

by agra (バイアグラ)

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強い杉フローリングは・・・

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営業のために新製品を送ってくれることがよくある。今回は、杉の300角のタイル状フローリングとでも言うようなもの・・・。

しばらく考えたが、申し訳ないがやはり使う予定がないので、細く割いて薪ストーブの着火剤にしようと考えたのだが・・・。

四方にサネがあり気が付かなかったが、繊維方向を交差させた3層積層材だった・・・。

普通なら軽く斧を落とすだけでサクッと割れるものが、振りかぶって思いっ切りブッ叩いても割れず・・・。それだけ強いフローリングだという証拠になりました・・・。

さて、そんな変化・変形のない杉の床材・・・。裸足の足裏が触れるところにそれでは、逆に愉しくないような・・・。

やはり、ウチの設計には要りません・・・ブツブツ・・・・・。

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もしかしたら、たのしい・・・だけでもいいんじゃないか?

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20歳の時にアメリカ・シアトルでの生活に使っていた車。ポンティアック・ファイヤーバード。上位車で、一部のファンに絶大的人気の【トランザム】が欲しかったが、まだ若く、ともかくお金もない立場で、安く譲ってもらえる話に飛びついて買った。

ノーズが長く、ホイールベースも長く、曲がらない。5Lのエンジンも、トルクフルではあったが、それほど速くはない。もちろん燃費は悪い。

シートは、リクライニングしない。荷物もあまり乗らない。バックミラーではほとんど後ろが見えないし、最大部で厚さ20cmもあろうかというデカいドアは、坂の多いシアトルのダウンタウンで駐車すると、重すぎて開かない・・・。

しかし、ただただ乗っている事が楽しかった。重い車体を後ろからドッと押し続けるような感覚が・・・。曲がり角で長いノーズのずっと先の方から曲がるその感覚が。

毎日乗るたびにゾクゾクっとした。この鉄の塊を、広大な大地の真ん中で、デパートの駐車場で、自分の力で動かしているという感覚がたまらなく好きだった。

車だけでなく、家だって、性能だけが幸せの素ではない。

プリウスに乗りたい人はそれでいい。Nボックスに乗りたい人もそれでいいし、エルグランドの大きさが欲しい人もそれでいい。そこにその人の幸せがあるなら・・・。

他人さんに迷惑をかけるような建物なら、それは初めから論外として、住んでいる事が・・・、住んでいるその瞬間・瞬間が楽しい家がいい。

やみくもにデカいアメ車がいいなんて、そんな話ではない。ただ、その人それぞれに合わせた『居心地』を大切にする家。

ある瞬間、ニマっと笑ってしまうような幸せ感のある家。

そんな家を作りたい・・・ブツブツ・・・・・。

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赤富士の見える家・・・作ったなぁ

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素晴らしい写真が、住まい手様から届いた。2012年12月にお引渡しした、富士宮の【富庵】のオーナー様。家の前から撮った『赤富士』だ・・・!
 
【富庵】は、建物の真正面である東に、富士山だけを手の届きそうな目の前に見る事ができる眺望。
 
朝日が山頂からゆっくりと顔を出す≪ダイヤモンド富士≫も、月が頂に乗るような≪パール富士≫も見る事が出来る最高のロケーション。
 
そして、朝霧高原に日が沈む時間、このような素晴らしい≪赤富士≫までも見えてしまう。
これは、写真送られてきた日2016年10月15日の夕方だと思う。
 
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もとより、この眺望に惹かれて住まい手さんが購入した土地。富士山は建物に対して真東の向きであるから、南の光をどのように取りながらこの眺望を我が物とするのか、ずいぶん悩んだ。プラン変更で、5回も模型を作り直したのは、後にも先にもこの物件だけだった。
 
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工事がちょうど夏から秋にかけてで、夏の間は雲が多くてなかなか綺麗に富士山が見えない。当アトリエからは270kmもある場所だけに、監理も2週間から3週間に1度しか行けなかった。
 
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引き渡し直前ごろから富士が綺麗に見えるようになり、現場監理に行くと言うよりも、素晴らしい富士の姿を見に行くのが楽しみだった。
 
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何はともあれ、こうやってオーナー様から最高の日常を送ってもらえるって、本当に幸せだ(^O^)!!
 
今でも、連絡をするたびに、いかにこの家が気持ちがいいか、楽しいかを語ってくださる。
 
本当にありがとうございます・・・!っと、私も心の中で繰り返してしまう・・・!
 
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ホントは、こんな素晴らしい場所、季節ごとに泊まりにでも行ければなぁ・・・!
 
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計画してきた建物は、すべて思い入れが強く、本当に自分の子供のような場所であり、気分的には自分の最高の住処を作ったような気持ちになっている。
 
しかしまぁ、当然引き渡ししたら人様のものだからね・・・。
 
意外に、こんなもどかしさがあるんですよ、住宅設計士って・・・ブツブツ・・・・・。

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マンション和モダンリノベーション

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 (第1回目のプラン提案)
 
マンションリノベーションの物件がひとつ完成し、引き渡しが終わった。
新築マンションを購入した若いご夫婦が、『入居の前』に、自分たちの趣向や希望をたっぷり話し合った【自分たちだけの家へのリノベーション】を施したいというものだ。
 
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【リフォーム】と【リノベーション】は、どうちがうのか。簡単に言えば、【リフォーム】は、老朽化した建物を新築時の状態に戻すこと。一方【リノベーション】は、建物に大規模な工事を行い、性能や意匠をさらに向上させ、もっと使い易いものに改善すること。
 
ご夫婦は、マンションの購入時にいわゆるオプションというものをあまり付けず、シンプルな洋室ばかりの部屋にとして無駄な出費を抑えた。そして本体工事完了・引き渡しと同時に【リノベーション工事】をして、『デベロッパーからあてがわれた選択肢の少ないありきたりなマンション』ではなく、自分たちの持っている問題をきちんと解決し、住んでいる事自体が楽しくなる『理想の暮らし』を叶えたいと思った。
 
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希望は、『モダンな和の空気感』のある家。出来れば和室で寝たい。少なくとも子供が幼いうちは、一緒に畳の上でゴロゴロしたい・・・。と言うのが一番の願いだった。そして、どうしてもマンションにありがちな、空気の動かない『行き詰まり感』をなくし、南北に風を流してほしい・・・。
 
また、マンション購入契約が終わってから二人目のお子様を授かったので、将来の子供室に対する対応を考え直さなければならない。リビングも和室をつけて大きくするが、子供室も大きくして、しかし“さらに”収納も大きくしてほしい・・・。
 
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考えれば希望はいくつでも出るが、ただし予算がない。ご夫婦も新築からのリノベーションでどのくらいの費用が掛かるかもわからなかったであろうが、何と言ってもマンションを1つ購入した後だ。であるから、必然的に出来る事には制約がある。
 
だからといって、わからないからプロに相談するのであって、『暮らしのプロ』としては、目の前に置かれた『予算』だけを見て、出来る事だけを提案するという訳にはいかない。
 
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全体の統一感を見ながら、解体部は出来るだけ小さくし、既存のモダン洋風材料(建具やキッチン等)と今回の和モダンの意匠がケンカしないようにする必要がある。そして、家族の将来の姿、暮らしを想像し、ストーリーを作り込む。
 
その上で、今出来る事、やらなければならない事と、後からやる事・出来る事を何度も話し合う。将来の姿がおぼろげにも想像できるから、今どこまでやるべきかがわかるわけだ。
そして、それでもマンションの他の部屋とは全く違う【自分たちだけの和モダンな家】となるように、オーナーと工務店、設計の心をまとめ上げていく・・・。これが、設計士の仕事だから。
 
今回出来るのは、本来考えた全体構想の半分かな・・・。
 
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まぁ、ぶっちゃけたところ、設計料としては、まったく合わない・・・。どんな仕事であっても、ある一定以上の仕事は発生する・・・。面積が小さくても、やる事は減らない。
しかし、こういうリフォームの場合は、工事費の数%しかいただけない・・・。つまり、少ない予算に合わせて作業量は増えるのだが、予算が少ない故にいただけるものも少ないのだ・・・。
 
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最後は、とにかく喜んでもらいたい・・・。
 
新しい『自分たちの家』を人に自慢したくなるくらいの『ありがとう!』をもらった時、やっと報われた気になる・・・ブツブツ・・・・・。
 
 

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葦戸(よしど)は、夏の知恵。涼しや。

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伊勢内宮前のおはらい町にある【五十鈴茶屋】。毎月の朔日参り(ついたちまいり)の後、3回に1回くらいでちょいと寄る。子供たちと一緒にという事もあるが、たいていは一人。そして早朝・・・。

特に珍しいところでもないかもしれないが、早朝となると人もあまりおらず、小さな庭園を独り占め。もの想いにふける自分に・・・酔える・・・。

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さて、こちら、夏になると障子戸や襖を『葦戸(よしど)』に入れ替える。葦を組子の間に入れた、夏の仕掛けだ。

昔ながらのお家では、衣替えの季節、6月の声が聞こえる頃、襖・障子を≪葦≫や≪竹≫などを入れた『簾戸(すど)』に変えていた。

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『葦戸(よしど)』とは、『簾戸(すど)』というジャンルの中で、葦(ヨシ)で作られるもの。

ちなみに『葦』は、≪ヨシ≫とも≪アシ≫とも読むが、ヨシは中が空洞になっているもの。アシは、中が詰まっていものらしい。

アシは≪悪し≫だそうで、虫がつく。もちろん、ヨシの方がいい。

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五十鈴茶屋、秋から春までは、このように障子が入っている。もちろん、これはこれで、古き良き日本らしく、趣がある。

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しかし、葦戸(よしど)になると、やはりとても涼しく感じる。

日本の夏が暑いのは、今に始まったことではない。その暑さを、視覚的に、そして心で涼しくする方法が、この国の建築にはいろいろあるのだ。

数字では、決して表せない涼しさ、そして清々しさである・・・。

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今日も、白髪交じりのヒゲ面のオッさんが、ひとりお抹茶セット・・・。水まんじゅうがとても冷たくて美味しい。

でもまぁ、オッさんがひとりで自分に酔っててもねぇ・・・ブツブツ・・・・・。

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