キーワードは茶室かフィアット500か
2019.04.22.
茶室のある小さなコテージ。と名付けていいのかどうかわからないが、とても楽しそうな住処をプレゼン。
フィアット500に乗る若いご夫婦にお会いした時から、2人のために何となくイメージする物がありラフプランを進めていたが、ひとつ『簡単でいいから茶室を』という希望を深く探っていくと、プランが変わって行った。
生活に入り込んで行かない『茶室』。建築的ルールや作法の勉強も楽しいが、予算の限られた建築だからこそ、この『茶室』を生活の中に引き込みたい。
ラフプランのプレゼンまで時間に余裕があるなと思っていたのだが、ギリギリになってプランをひっくり返したくなった。Red Bullという子供たちにはあまり進められないドーピングを毎夜注入しながら、睡眠時間を削って削って、最後は貫徹。打合せギリギリになって何とか見せられる程度の模型完成。
日曜10:00am、アトリエの玄関を入った瞬間から、模型を眺めてもらい、感動してもらったように思う。
改めて正式に設計依頼をいただいた。ご夫婦それぞれの心の中に持つ、自分でも形に出来なかったものの断片を見せる事が出来たのだろう。
希望をまだ多くは聞かず、敷地の持つポテンシャルとご夫婦の醸し出す人柄から起こした『ラフプラン』であるから、これからまだまだ変化していく。まったく別のものになるかもしれない。
頭の中に、いろいろな物が見えてきた。早く設計を進めたい。
が、この土地、まだ『田』なので、秋まで手を付けられない・・・ブツブツ・・・!!(笑)
by agra (バイアグラ)
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