アリとキリギリス・・・私はアリ・・・。
毎日『薪』で遊んでいるような投稿・・・。しかしこの時期は、薪ストーブマンにとって大変なのです。
薪にするための木は、冬に採りたい。その理由の一つは、樹木が水を吸いだしてから伐採をすると、玉採りした時、そして薪割りをして薪の状態にした時に、カビが生えやすいから・・・。つまり、水分が多いと雑菌が入りやすく、スカスカの薪になってしまうからだ。
理想を言えば秋から真冬の間に伐採し、玉切りの状態で少し乾燥させ、春に薪割りして、18ヶ月以上自然乾燥させるというのが良い。
良い時期に採った薪を十分に乾燥させて使うというのは、どんな素晴らしいストーブを用意するよりも、効率のいい、本当に気持ちの良い暖を取るテクニックである。
しかし、自分の山を持っているわけではないので、簡単に薪になる木が手に入らない・・・。意外に春の声が聞こえ始めてから、伐採させてもらえる木が見つかることが多い。
そう、春は、薪ストーブマンにとって忙しい時期なのです。
ウチは住宅街の真ん中であるために、土・日・祝日と水曜日には、近隣さんがお休みでゆっくりしている方が多いため、機械類を使わないことにしている。薪割機もチェーンソーも、住宅街で使うには、なかなかの爆音であるから・・・。
事情があり、月・木曜も使わないので、必然的に火曜か金曜の午前に無理矢理に時間を作り、2時間だけ機械を動かす。近隣に嫌われたら、薪ストーブ生活もつらくなる。
ひとりで2時間だと、このくらいかな・・・。写真に写っている量よりは少し多いが、それでもウチの小さ目のストーブで、3週間分くらいか。
家の駐車スペースでの作業であるから、前後の準備・片付けの時間も必要で、今日も朝から昼過ぎまでたっぷり掛かってしまった。まだ乾燥していない大きな玉の移動も非常に重く、腰がずいぶん痛いぞ・・・( ̄▽ ̄)!!
これを、日をみてあと4,5回行うことになる。GW中も機械での作業は出来ないから、今年も、暑くなる5月末まで掛かるだろう。
愉しい薪ストーブライフ。まぁ、お金を払えば、理想的な樹種・乾燥状態の薪を業者さんが持ってきて、薪棚に並べてくれるところまで頼めるのだが、それはやっぱり違うような気がする。
春から体を使って汗かいて、冬の用意をする。まさしくアリとキリギリスのアリ。
冬が来て、暖かい部屋にいる家族の姿を見ると、すべてが報われる。
まぁ、しかし、自営だから平日にこんな時間が作れるのだ!
でも、逆に平日に時間を作らねばならないから、やはり土日も休めないし、夜も遅くまで働かねばならない。酒ぐらい、気持ちよく飲ませてくれ・・・ブツブツ・・・・・。
by agra (バイアグラ)
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