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2015年10月の1件の記事

宇宙船ムーン (修正版)

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おそらく1970年前後に母に買ってもらった弁当箱。遥かな時間を経て、私の二人の息子たちが幼稚園や小学校低学年の遠足で使ってくれた。

マテリアルはアルミ。人類が発見した最も高機能な金属。半世紀近く経っても形状を変える事がない・・・。

 

70年頃と言うと・・・。あのジョン・F・ケネディが、アポロ計画を発表して10年。夢と希望、ロマンの象徴である月に人間を送り、無事帰還させるという偉大な功績を残した、あのアポロ計画・・・。1971年には、アポロ15号が月面車を使って本格的な月の地質調査を開始した。

つまりこの弁当箱は、その当時の地球人の最も関心のあるテーマを表現していたのだ。

とすると、例のチョコレートも思い出す。超安定形である『円錐』を、最も軽度の麻薬と言われるチョコレートに結びつけた。

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1969年、アポロ11号イーグルが初めて月面着陸を果たし、その年に発売されたアポロチョコレート。この形には、人類の未来に対する不屈のチャレンジ精神と、一方で安定した社会を求めながら、薬物による精神安定に逃げてしまう心の弱さが表れているのか・・・。

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ニール・アームストロングは言った。『これは人間にとって小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。』と・・・。

彼は月に降り立った。以降、月を訪問した人類は18人。しかし、なぜ18人だけなのか・・・?

1961年から1972年まで行われたアポロ計画は、人類の威信をかけて、莫大過ぎる資金を投じられたハズである。アポロ17号までに人類は6回月面に着陸したが、なぜ月の開発をそこでやめてしまい、それ以降二度と月に行かないのだろうか・・・?

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アポロ12号は、月から岩石を持ってきた。推定する石の年齢は、200億年と言われた・・・。あれっ・・・?地球の年齢は46億歳、宇宙の年齢も138億歳じゃなかったか・・・?

まぁ、12号は1969年の事であるから、200億年という数字は幾分考え違いだとしても、どうも地球の年齢(太陽系の年齢)よりもずいぶん古いらしい・・・。月に落ちた隕石でも拾ってきたのか・・・。

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月は、いつも我々にウサギを見せている・・・。地球の1/4という大きな直径の星が、地球から38万キロ先で、いつも我々の方をじっと見つめているのだ。

つまり、月が我々に背中を見せる事はない。月の自転周期と公転周期が全く同じだからなんだとか・・・。地球が消滅するまで、永遠にウサギの方が見えるんだそうだ・・・。

自転周期と公転周期が全く同じ・・・。ウキペディアを読むと、珍しい現象ではないらしい。

しかしね・・・。我々地球にも『うるう年』とか『うるう秒』なんていう微妙な時間差が発生するのに、月のウサギはほんの1秒たりとも周期を狂わす事なく、少なくとも地球の年齢の46億年間、ずっと地球を見続けて来たのだろうか・・・。

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月は、実はとっても軽いのだそうだ。そして、表層地盤の中の数十キロのところは、固い金属質の鉱石で覆われているという・・・。

アポロ12号は月に『月振計』という機械を設置した。月のいろいろな振動を計る機械だ。

アポロ達は月から離れるときにブースターというものを切り離して月に落して行くのだが、その月振計により、ブースターが月の大地に衝突する時の震動時間が、異常に長い事がわかった。

それはつまり、『月の中は空洞なんじゃないか・・・?』と考えることが出来る事になる・・・。少なくとも、マグマのような高温の地殻反応はないとのことだ・・・。

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月の裏側には、クレーターがたくさんある。我々が見る『おもて側』とはずいぶん表情が違う『あばた顔』だ。

アポロ達は、月と地球を8の字に廻る旋回軌道を利用しているので、基本的には月の裏側にしか降りられなかったハズ・・・。そこで彼らは、遠い宇宙の果てからやってきた隕石を拾ってしまったのか・・・。

アームストロング船長を始め、月に降り立った全ての宇宙飛行士たちが、公式か非公式かは知らないが、UFOを見たと言っている・・・。月面に人工建造物を見たとか・・・。そう、月の裏側の話だ・・・。

ウ~ん・・・。だんだん見えてきたのではないか・・・。

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『デススター』だ・・・!

ダースベーダーが乗ってきた、銀河帝国の最終兵器『デススター』。地球規模の惑星を一撃で破壊する事ができる『スーパーレーザー』を搭載している人口の星・・・

月は、遠い宇宙の果てからやってきた侵略者の、地球を攻撃するための超大型宇宙戦艦なのか・・・。ある日、一撃で地球を破壊する日を待っているのか・・・。

あるいは、遠い宇宙の地球型惑星に住む人類型の宇宙人が、陽子の衝突により惑星が生まれ、更にごく少ない可能性から生命が誕生しうる空間を探し出し、一つの星の誕生から消滅までを観察するために送った宇宙研究ステーションなのか・・・。

そういえば、デススターは土星にある月のような衛星『ミマス』にそっくりだ・・・。

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超大型宇宙船『ムーン』。はるか太古の昔、いやそんな次元ではなく、地球がこの宇宙に誕生する以前に宇宙の果てからやってきて、戦争と平和を繰り返す愚かな我々をずっと監視している人口の星・・・。

すでにNASAはその事に気づいてしまった・・・。戦って勝てる相手ではないと知ってしまった・・・。

月をあきらめただけじゃない、すでに地球をあきらめたのかもしれない・・・。宇宙開発は、我々の想像しないところで進んでいく・・・。

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弁当箱に描かれた宇宙飛行士は、青い地球を後ろに見て何かを探しているようだ・・・。人類が、いや選ばれた極わずかの人間が、移り住むべき新しい場所を・・・。

先日のスーパームーンの素晴らしい輝きに感動しながら、こんな幼稚な空想話を考えていた。いやしかし、マジメにこんな事を考えているのは、実は私ではない・・・。どこかで国家レベルで、本当にこんな想定しているとか・・・いないとか・・・。

遥か昔に母に買ってもらったアルミの弁当箱・・・。まさか息子達が使うなんて。ちょっとうれしい・・・。

しかし父は、このかわいい子供達を、地球外生命体からも守らねばならないのか・・・。まったく父の仕事は大変だ・・・ブツブツ・・・・・。

 

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