劇的トイレリフォーム
改修前のトイレは、クロスを変えたばかりであったために一見とてもキレイだったが、築40年で和式便器、床はタイル貼りで寒く、清潔なのかどうかも疑問に見える・・・。このトイレを、高齢の施主が毎日利用するための、また家の風格に合った、家主も来客も楽しい気持ちにさせる意匠への改修を試みた。
テレビとは違い、意味のある劇的な変化である。
【古市に生きる家】トイレの改修編
既存では、550mm程度しかなかった扉の有効幅。将来
性能を考え、既製品を利用する事としたが、もちろん、あ
本当は、窓に障子を入れたかったが、そこまでは予算的に
大工がこだわり、同面で巾木を納めている。
床は無垢材ではあるが、ウレタンコーティングのもの。
腰壁をシナ合板とし、少し強めの自然塗料をぬる。腰から
これまでなかったトイレットペーパーと掃除道具の収納場
手摺のない和式便器は、高齢者だけでなく、今では若者で
クロスが貼り換えたばかりであったので、一見とてもキレ
可動式の手摺・肘掛を取り付ける。立つ時も座る時も役に
3枚引き違い扉は、室内で高齢者が倒れた時など、状況に
ずいぶん頑張っている70年台モダンの建物であるが、ト
清潔感と高級感、そして高齢者にとって本当に使い易い物
大工の苦労にて、既存枠を可能な限りカットし、新しいタ
リフォームは、恐い・・・。しかし、良い大工であれば、