湿度を上げる方法考えた
1月に温湿度計を買った。我が家の湿度は薪ストーブのせいか、常に60~70%あると以前にFBに書いた。しかし、薪ストーブ仲間から他家ではそんなにないと言われ、壊れていないか不安になりチェックしてみたが、別に壊れてはいない・・・。そこで少し、学生時代の理科の時間に戻って考えた・・・。
我々が天気予報や市販の湿度計で見る湿度は【相対湿度】。空気中の水分の量を言っているのではなくて、【空気中に含むことが出来る水分の量(飽和水蒸気量)】に対して、【今何パーセントまで水分が含まれているか】を測っている。だからグラムでも㎥でもなくて、%で表す・・・。
この飽和水蒸気量は温度で違う・・・。寒いと小さく、暖かいと大きい。室温が20℃だと飽和水蒸気量は17.3g/㎥、30℃だと30.4g/㎥だそうだ。
これで言うと、同じ部屋の空気中に同じだけの【量】の水分があれば、仮に20℃の部屋で湿度100%(つまり1㎥あたり17.3gの水分がある)なら、30℃の部屋では湿度56.9%になる・・・。20℃で湿度60%の水分量では、30℃の部屋では34%しかないことになる・・・。
つまり、湿度が低いと嘆く人の部屋は、【暑すぎる!】のかもしれない・・・!
いつもお客様と打ち合わせをする時、夏涼しく冬暖かい家がいいが、強引な冷暖房をするのではなく、夏は打ち水をし、窓に簾を掛け、冬は一枚着物を多くし、小さなひざ掛け毛布を使うような生活も大切・・・と提案する。冬18℃前後の部屋であれば、本当の意味で十分に快適な部屋だ!
貴方の部屋の温度を少し下げるだけで、もしかすると簡単に湿度が1.5倍~2.0倍まで上がるかもしれない・・・!
ただし、洗濯物を乾かすときは、温度が重要。水の蒸発という現象は、空気中への水分子の拡散であるため、湿度はどうあれ、温度が高い方が乾燥しやすいそうだ・・・。
ところが、ウイルスの感染などはこの相対湿度が重要になる・・・。温度が高すぎる部屋は、相対湿度が下がって感染しやすくなる・・・。
わが事務所では、今年も毛布と湯たんぽが大活躍・・・。まぁ、仕事なんだから、こんな貧乏くさいことをする必要があるのがどうかわからんけど・・・ブツブツ・・・・・。