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吹抜と本棚と光と

110919001_2 吹抜けに本棚・・・。

 あまり言うべきではないが、吹抜けを有効に使うテクニック・・・。

 リビングを上から眺める位置に、部屋から部屋に移動するための2階の廊下。2階の廊下とリビング上の吹抜けが繋がるというのは、よくある光景だ・・・。

 上下に空間を利用し、風が通り、伸びやかな視界を生みだし、ちょっぴり豪華な印象も受ける。

 ただし、廊下は廊下・・・。住み慣れると、ただの移動のため通路になってしまう・・・。

110919002 その2階の廊下に、一方は吹抜けに少し張り出すようにたっぷり容量の可動棚付き本棚を・・・。他方には、柱の太さを利用した、文庫本サイズの本棚を設ける。もちろん両方とも手摺代わりとなっている。

 廊下が便利な収納に・・・。いつまでも、立ち止まる理由のある楽しみの空間に・・・。一つの大事な部屋になる・・・。

 今回の家は、その廊下の北側に階段があり、廊下と合わせて一つの空間になっている。そして例の法則で、階段室の上には小さな既製品の天窓を設置・・・。

 天窓が階段室をとても明るくするだけでなく、この【書庫】となった廊下もとても明るくする。ここには南側に窓がなく、直射日光は全く入らない。これだけ自然光で明るいのに、大切な書籍が日焼けしてしまうこともない。

110919004 吹抜けは、下から上を見上げた時の意匠も大切だ。

 ただ吹抜けていて、南側の窓がヤタラメッタラ大きくても、暑いとか、明るすぎて新聞が読みづらいなんていう事になってしまう・・・。

 吹抜けだからこそ、光の量をコントロールする。

 本棚の上部には、障子の引き違い建具を取り付ける・・・。吹抜けを区画し、冬の暖房された空気が逃げていかないように配慮しているだけでなく、吹抜けに北側の天窓、そう階段室の上の天窓からの光を柔らかく入れる。

 早く今回の建物が出来上がって、これらのテクニックをお見せしたいものだ。意味のある空間の繋がり、光と風のコントロールのある家・・・。

 今回も、実にマジメなブログを書いてしまった。現場に行って、現場がピッタリ自分の思ったようになっていると、ムチャクチャ嬉しくなって、つい誰かに言いたくなる・・・。言われたって、興味の無い人には、わからんだろうなぁ・・・。

 まっ、今回も、良いものが出来そうなんですよ・・・マジで・・・ブツブツ・・・・・。そんだけ・・・。

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