エアコン・ゼロ・ミッション
恐がりの私は、幼い時とっても嫌いな漫画だった。なのに結構人気で、友達の家とかによく置いてあって・・・そこのお兄ちゃんとかが読んでたんだろうけど・・・、その漫画が置いてある部屋には近づけなくて・・・。まことちゃんでさえ嫌いだったのに・・・。
しかし、いま世の中はエコの時代・・・。そうエコエコアザラクとは・・・・・関係ない・・・。
一般住宅の電気使用量の割合は、この時期、やはりトップはエアコン。2位に冷蔵庫。3位に照明器具等なんだそうだ。じゃぁ、エアコン消せばいいのか・・・。
でもねぇ・・・。暑くて病気になってしまったら意味がない・・・。熱中症で倒たら病院で余計なエアコンを使う事になってしまうし、暑くて夜の快眠が出来ないとしたら、仕事の能率は下がり、余計な労力と電力を使うことになってしまう。
しかし、我が家では、今年も今のところまだエアコンを使っていない。というか、2、3年前からコンセントが抜かれたままになっている・・・。とりあえず建築家なんで、建築の力でエアコンを使わないエコな生活を実践してるのだ・・・。
【涼しい】と思えれば、エアコンはいらないわけだ。【涼しい】とは、部屋が暑くなく、程良い風を感じる事・・・。
部屋を計画する時、いつも太陽サンサン!なんて部屋が良いとは限らない。子供部屋や寝室なんて、実は最も太陽が不要なのかも・・・。
まぁ、冬の事を考えれば、リビングは日当りが良いのが理想かもしれない。暖かい部屋に自然と家族が集まる。いろんな意味で素晴らしい・・・。
客間や和室なんてところは、特に直射日光は避けたい。畳が焼けてしまうし、障子やフスマだって変色が早い・・・。
ほしいのはまず、低くて深~い軒・・・。90cm以上は出したい・・・。深い軒は、夏は部屋まで直射日光を運ばなく、冬には、部屋の奥まで太陽の恵みを連れてくる。
そして、風が良く通る窓。できれば対面する2方向に窓がほしい。南側に深い軒(庇)に続いた掃き出し窓があるとして、北側には、大きな掃き出し窓は無理でも、少なくとも地窓を・・・。地窓とは、床面のレベルに合せた窓の事。
小さな窓でも、北側から入る風は涼しい。大きさは、極端に小さくなければ、小さい方が風の流速が早くなって、余計に気持ちが良いのかもしれない・・・。
外断熱、通気工法・・・。1階に土間になる部分を多く作る・・・。建物の南庭の植栽を上手く計画し、緑の中を通過した涼しい風を取り込む・・・。などなど、建物から【涼】を得る方法は、ほかにもいくらでもある・・・。
エアコンの設定温度を2度上げても、扇風機を上手く使えば同じだけの体感温度を得られるそうだが、エアコンを使わないとしても、室内に廻る風を上手く作る事によって、窓から入ってくる風も多くなったりする。
先日、今年のこの非常に暑い夏のため、我が家も扇風機を増やそうと探した。しかし、エコ・節電ブームで、今はどこも売り切れ!そしたら近くのカーマホームセンターで1980円で売り出しが出たんで、開店前から並んでゲット!数十個あったものが45秒ほどで売り切れた。
なんとすばらしい・・・!仕事場で足元を涼しくしただけで、無茶苦茶気持ちいいではないか・・・。まったくエアコンいらずである。
これにさら保冷材の入ったアイススカーフなんて使ってみた。水にぬらしてからよく水気をとり、少し冷凍庫に入れておく。汗なんか、引っ込んじまうぜ・・・!
・・・ウ~ン・・・。なんか、相当貧乏な事務所に思えてきた・・・。今回のブログは、事務所にとってはマイナスイメージだったかなぁ・・・・・。
ちなみに、当事務所でも、お客様がいらっしゃった時にはエアコンを入れております。御心配なさらずに、お越しください・・・。アイスコーシーも出しますし・・・。
「エコエコアザラク」ってバスク語だっていうじゃないか・・・。バスクと言えば、スペインとフランスの間に連なるピレネー山脈を、スペイン側に降りてきたところの地域。スペインともフランスとも違う独特な文化を発展させたすばらしい地域だけれども、今はスペイン領だから、それを聞いたら、なんとなく親近感がわいた・・・!
でもね。やっぱりこの言葉は、ちょっとゾッとする・・・恐がりのトラウマで・・・。背筋が涼しくなって、スッと暑さを忘れる・・・。うん、エアコン・ゼロ・ミッションの一つの秘策として使えそうだ・・・ブツブツ・・・・・。
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