ギターラ・フラメンカ
師匠、ガブリエル・カブレナ。プロのフラメンコギタリストで私のお師匠様!
エラそうな事を言いました。私はそんなに弾けません・・・・・。いや、ほとんど弾けません・・・・・。ガブ先生に習ったのも、半年くらいでしょうか・・・・・。それももう、15年近く昔だわなぁ・・・。
スペイン文化と言えば、フラメンコ!独特でハートに来る音楽と、情熱的なダンス。スペインに観光で行く人のほどんどが興味を持っているし、スペインに行かなくても国内でもいろんなところでフラメンコ教室があったりして・・・。
私もご多分に漏れず、渡西してすぐにフラメンコ好きになった。なんたって、あの情熱的な空気感と、ドンドン弾きこまれるギターサウンド。・・・カッコいい・・・!あんなギターが弾いてみたい・・・!「もしもピアノが弾けたなら」の西田敏行さんの気持ちだ・・・。
そう言えばアメリカに行った時も、すぐにカントリー好きになったっけな。バンジョーは弾けなかったけど、蛇皮のウエスタンブーツは履いてたっけ・・・。つまりうわべだけのカッコ付けたっだんだよね・・・。まっ、ブーツは今だに履いているけど・・・。オヤジなのに・・・。
フラメンコもカントリーも、民族音楽は人々の苦労や苦悩の歴史を唄にして伝えるところから始る事が多い。カントリーはアメリカの開拓者の苦労の中から生まれ、ブルースもまた奴隷たちの苦悩の時代から生まれる。
フラメンコという音楽も、18世紀、ヒタノ(ジプシーのスペイン語・ヨーロッパの移動型民族)達の苦労と、レコンキスタ(国土回復運動・キリスト教のイベリア半島奪回)により追われたモーロ人(北西アフリカのイスラム教徒)の苦悩が、時を越えて混ざり合い誕生したと言われる。
とは言え、そういう事は、歴史書でどれだけ読んでもわからん・・・!スペインに住んで、実際にヒタノ達と話をしても、その裏に隠されている歴史や差別などの背景は・・・難しい・・・。フラメンコ好きと言っても、あの気迫のこもった唄と情熱のダンスは、その重い々々背景を理解しないとよくわからんとです・・・・。
でも、あのギターは良いねぇ・・・。アメリカでブーツを買ったの同じで、カッコ良いという理由だけなんだけど、なんとか弾いてみたい・・・。ポロポロポロンっと・・・!
そんでもって、知人のスペイン人に紹介してもらったのが“ガブちゃん”こと「ガブリエル先生」。師匠です!
マラガのとあるアパートの最上階に奥様と二人で住んでいた。アンダルシアの街のプロ。こんな人にド素人が教えてもらっていいのだろうか・・・。しかも確か1時間1500円くらいだっかかなぁ。安い・・・・。
なかなかの男前で、とても親切。仲の良い素晴らしいご夫婦だった。
結局私の方が別の街に移動せねばならなくなって、どうだろう、半年くらいしかお付き合い出来なかったっけな。あぁ~、あの後もマメに連絡しとけばよかったなぁ。今はどうしているんだろう。
スペインには、ギターのサウンドが良く似合う・・・。街を移動した後も、いつも下手くそギターを弾いていた。安ワインとチーズとギター。それだけで、最高の時間だった。
今も事務所にはギターが置かれている。疲れたら、ポロポロポロンっと・・・!いやいや本当は、帰国後仕事や結婚・子育てで、ほとんど弾いてなかったんで、もうぜぇんぜぇん弾けません・・・!くやしぃぃぃぃ!!
実は1本は妻のもの。彼女もまた、かの地を知っていく中でギターラ・フラメンカ(フラメンコギター)を好きになっていく。
でもね、彼女のギターの方がいいギターなんだよね、俺のより・・・。音も弾き易さも・・・。どうも私は昔から、なんも考えなしですぐに買ってしまうもんだから、ちょっと違うんだよねぇ・・・。安物買いのなんとやら・・・ブツブツ・・・。
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