ステンレス石鹸?
使っても使っても、汚れが落ちる気がしない。でも、形が良く、手の中にすっぽり納まり、握っているだけで気持ちがいい・・・。いいですよ~って、こういうことか・・・・・。
なるほど癒される・・・。あぁ、何というか・・・、桜の花散る温泉にゆっくり浸かりながら冷酒を一杯いただいているような、ちょっといいホテルでパリッとしたシーツにくるまって両手でテディベアでも抱きしめているような・・・・。あぁ、癒されるってこういうことか・・・・・!むぎゅ~・・・。
ン~・・・・、なんか違うような・・・。
この【ステンレス石鹸】なるものをくださったのは、ナスステンレス改めナスラックの営業の伊藤さん。この間事務所に来て、妻とこのステンレス石鹸の事で何やら、うなづき合っていた。どうやら、妻は理解しているらしい・・・。この癒しの意味を・・・・。
答えは・・・。臭いが・・・、とれるらしい。と、聞いてネットで見てみると、ケッコウ主婦たちは知っている当たり前の事実だそうで・・・。え~っと、ステンレスの中に入っているニッケルが水と空気に反応して、半永久的に脱臭効果が出るって言ったかな・・・、たぶん・・・・・。
魚や肉料理の時のあの臭いを脱臭する。ってことで、ステンレスキッチンって昔からあるけど、実はステンレスであることに大きな意味があったって事だ。もともとステンレスは耐食性が強く、つまり、さびたり腐ったりしにくく、菌が増殖する事もとても少なくて、掃除が簡単!そこに脱臭性能もあったってこと。
ステンレスの仕上げには、鏡面仕上げとヘアライン仕上げ等がある。鏡面とは字のごとく、鏡のようにピカピカ。店舗の入り口の自動ドアなんて、この鏡面仕上げが多いな。ヘヤラインとは、上の写真のように一定方向にわざと細かな傷をいれてある仕上げ。新たな傷が目立たないから、キッチンや階段の手スリなど、常に物が当たるところが多い。
キッチンを計画する時、今は、本当にいろいろな材料から選ぶことが出来る。本物の石、人造大理石、タイル、木製なんてものもある。
石や木製なんてのは、時間の経過で傷がついたりしても味が出て良い。ただし、菌の繁殖には常に気をつける事。 タイルは、なかなか傷はつきにくいように思うけど、目地がカビる・・・。ということは、そこは雑菌の繁殖がはげしい。人造大理石は、初めはとてもキレイで清潔だけど、5年~10年くらいしてくると、傷が目立ち出す・・・。その時に傷は【味】にならず、なんか古めかしく感じられる事がある。傷が出てくると、雑菌の繁殖にも注意が必要・・・。
少なくとも、これらすべての材料では、その材料そのものの性質で雑菌の繁殖を抑制する力はない。ところが、ステンレスという奴は、触媒反応により、なにもしなくても半永久的に菌を寄せ付けず、臭いまで取ってくれる、最高のキッチン材料なのだ。
しかも、ヘアラインのステンレスは、時間がたち古びていくことで、【味】が出てくる。木のそれにも似た、使い込んだ物から漂う【味】だ!
エンボス加工なんてものもあり、表面を規則的にボコボコと凹凸を付けているものだが、【味】はヘアラインには少し劣るが、それはもっと清掃性が良い。
これほど、ステンレスがキッチンに良いものだったとは・・・。もちろん、お客様の考え方によって、他のいろいろな材料を使うことはあるし、それはそれでその長所をよく理解し、上手い使い方を考える。でも、まぁ、特にこれという希望がないなら、スレンレスが押しですね。ス・テ・ン・レ・ス!!
最高です。ステンレス最高!!!
・・・・・・・伊藤さん。これくらいでどうでしょう!最高のステンレス・・・・・。宣伝しときました・・・・・。
あっともう一つステンレスのいいところ・・・!ステンレスの表面は、実は細かく突起している。これで・・・。「麦とポップ」を注ぎ込むと・・・・・。
なんと、最高にキメの細か~な泡が・・・・・。しかも、泡が長持ちする!こ、これは!ビールよりももっと旨い第3種ビールではないか・・・!!!
(・・・・・もちろん、本物のビールを良く冷えたステンレスカップに注ぎ込むと、と~てもキメの細かい泡の立つ、もっともっと最高のビールになりますが・・・・・ブツブツ・・・・・)。
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