ハゲすぎ
朝から、なんか聞き覚えのあるサウンドが近くでするな・・・と思っていた。
そんなに遠くない。というかすぐ近く。そこの住宅用宅地開発造成地かな?と、思っていた。
音は、そう、チェーンソーの音。造成地でなんでチェーンソーを使うのかと思っていたら・・・。我が家から100mも離れていないところにある公園の木が・・・。
市役所からやってきたシニヤのオジサンたち。慣れた手つきだから、もともと林業関係のOBの方々なのかな。ひょいと、5,6mはある木に登り出し、ミニチェーンソーを使って器用にテキパキと伐採していた。
住宅街にしては広めの公園。1反(1000㎡)以上はあろうか・・・。十分とは思わないが、幹のしっかりした十数本の木が植えられており、夏の木陰をつくり、風が葉を揺らす音だけでも心が休まる。ケヤキ、サクラ、ナラ・・・。なかなか立派な木々だ。
草刈りが大変で、わが自治会では、年4回の大掃除・小掃除の時に、道路や側溝の掃除の後に全員でこの公園の草刈りをしている。まぁ、年配者の多い120世帯弱の地区なので、完全にキレイにするのは難しく、年1回有料でシニアの方々に来ていただいてキレイにしてもらうのだが、ともかく、自分たちで手を掛けてキレイにするのだから、住民にとってとても愛着のある公園だ。
公共の場所だから、基本的に管理は市が行うということになっている。それでも草刈はなかなか言っても市ではやってくれないのだが、木々の剪定となると地域の人間にやらせてケガでもさせるわけにいかず、順番で市のいろいろなところを回ってくる。
それが、これだ。(上写真3枚)。
向こう側に神社の林があるので、一見わからないが、ハゲすぎである。枝葉を取るだけでなく、枝も直径10cmから、ひどいところになると20cmくくらいになる主幹のギリギリのとこまでチェーンソーで切っている。
剪定についてはあまり詳しくないが、日本の公共地の木の剪定では、良くこのような姿をみる。しかし、外国では、こんな姿を見たことがない・・・。国内でも、民間地では・・・見ない・・・・・。
伐採しているおいちゃんに聞いたら、3年くらいしたら元に戻るという。それから推測すると、まぁ、5年だろうな。でも、直径20cm近い切り跡が、元に戻る事はないな。
今4年生の息子は、この公園が元の姿に戻ったのを見るのは、高校生になってからか。もうその時は、公園では遊そばんよなぁ・・・・。
役所の仕事ってこういうこと。毎年わが地区の公園の剪定にくるなんて出来ないんだから、木が死なない程度に、一度にバッサリといく・・・。
そこにその公園で遊ぶ子供たちや、リハビリ散歩をするお年寄りや、食べ物を一生懸命探す小鳥や、葉の揺れる音を聞く住民たちは存在しない・・・。
下の2枚の写真は、この間の夏の終わりごろ。こんな緑は、しばらく見れないという事か・・・。
なんか、今日はさびしい気持ちになりました。・・・ブツブツ・・・・・。
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