美味い友達!
実家から歩いて5分。小中と学びを共にした幼馴染。彼は自身の実家を継ぎ、料理人に。衣・食・住の「食」の達人となった。
仕事の関係で、実家のある伊勢にはよく帰るのだけれど、この5分の距離の友人のところに、なかなか行けない。そんなもんである。行くならゆっくりしたいとか、料理屋だからせめてメシでも食いたいなんて思いながら、イザとなると、今行っても忙しいだろうななんて思ってしまって・・・。
先週、娘が2回目の学級閉鎖。いつも元気な娘はタイヘン暇そうなんで、伊勢への車に乗せた。早い昼飯を食おうかと言ったら、「スシ!」なんて言いやがる。「そんなモン、ダメや!」と言ってから、なんとなく彼を思い出す。昼前の忙しい時間だけど、娘と一緒という口実が行きやすい。娘にとっては、棚からぼた餅か・・・。
のれんをくぐったら、驚いた顔で「今朝からお前の事を考えていた!」と。私が東京で社会人を始めた時も、彼もちょうど新宿で修行をしていたし、私のスペイン修行中も、わざわざ遊びに来てくれたな。(そう言えば、魚板前のくせに、スペインで魚の骨を喉につまらせて、病院行ったっけね。で、治療中なのに、若い看護婦さん達のナンパの通訳をやらさせられたっけ。後にも先にも、スペイン人をナンパしようとしたのは、あの時だけよ・・・。)
ホント、なんだかんだと縁が切れない関係なのだ。
修行から数えて20年。立派な板前・店主・親方だ。商売も大成功。苦労も多いだろうが、旨いという事でずいぶん流行っている。幼馴染の作った物を食うなんて、ちょっとくすぐったいような気もするんだけど、やっぱり立派だね。美味いよ。まぁ、初めて食った訳ではないけど・・・。
「ふぐ」や「伊勢海老」、「はも」、「会席」などの料理店だが、ご自慢の一品がある。【海鮮石焼ビビンパ】だ。どうしても食えという。言われなくても、それが食いたい!
何種類の魚貝が入っているのかわからないが、山のような魚貝類とごはん、たまごをジュージューいう石鍋に押し付けてババッと食う!熱い!食う!熱い!!!
火を通し過ぎたくない具は、早めに食う!タレとたまごが混ざり合ったご飯をジュッと焦がす。で、食う!まっ、うまくないハズがないわな。
あまり自分の写真は出したくありませんが、せっかく彼が撮ってくれたので、チラっと・・・。おでこが広くなった・・・。
娘も大満足。回らないスシを食ったのは、もしかして初めてか?並にぎりだけど・・・。
昼の仕込みやら段取りやらで忙しい時間だったため、あまりゆっくり話は出来なかったが、久しぶりにいい時間をもてました。
お会いできなかったけど、お父さんとお母さんもお元気の様子で何よりです。考えて見ると、幼いころ、こちらのお寿司をホントいつもタラフク食べさせてもらいました。タダで・・・。お店の2階で、毎日遊んでたからね。でも、その節はたくさんご迷惑をおかけしました。
娘が美味かった美味かったというので、今度は家族全員で伺います。
あー、美味かった。海鮮石焼ビビンパは最高!
倭庵 黒石; http://kuroisi.com/
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