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満月の明るさ

090410001 仕事がない日は、子供達を寝かしつけてから「報道ステーション」なんぞを見ながら、ちびっと一杯やる。夜中にねずみが出た!と翌朝言い訳をして、子供達のスナック菓子を少しいただいたりする。これが私の楽しみである。

 しかし、少し気を抜くと、スポーツコーナーが始まる前に、寝ている。夕べも、「報道ステーション」が始まったと思ったら、次の瞬間は11時半だった。

 歯を磨いて電気を消すと、外がとても明るい。満月だ。ウチのリビングは2階にあるが、リビングの前に広いウッドデッキがあるもんだから、月夜はウッドデッキに反射してとても明るい。夕べも昼間のように明るかった。

 満月の夜中に外に出てしばらくボーっとするのは楽しい。何となく幻想的で、特別な感じがする。青と白と黒の世界だ。

090410002_2 ハタっ、と思いついた!以前から、一度やりたかったことがあった。本が読めるほど明るい月夜。いったいどれくらい明るいのだろうか。測りたい・・・!

 仕事場へ行ってゴソゴソと照度計を探し出し、調査。結果はなんと、こんなに明るいのに0.3ルクスしかない。

 0.3ルクスってどのくらいだろう。今、太陽の直射日光を測ってみた。約10万ルクス。仕事場の窓際は8000ルクスくらいある。

 夜のリビングなら、普通100~300ルクスくらい。読書や作業をするには、300~700ルクスくらい必要。夕べ家族が寝ている部屋の蛍光灯の横に付いているホタル電球を測ったら、1ルクスだった。

 あんなに明るいと思っていた満月の光って、実はホタル電球の3分の1くらいしか明るくないんだ。夜の外は暗いものっていうイメージがあるから、たった0.3ルクスの月明かりに、あれほどの神秘的な空間と時間を感じるのだろうか。

 素晴らしい発見をした。とても満足して、そして、2分後にはまた眠りの世界に入った。

 ちなみに2枚目の写真は、天体望遠鏡で撮った写真との事。1枚目の写真と、上下が逆になっている。天体望遠鏡で見るのと肉眼で見るのとでは、上下が反対だって知ってた?

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