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2009年4月の4件の記事

生でラジオで、マノ・ア・マノ

090423001 実は先日、妻が営む子供家具と木のおもちゃの店【マノ・ア・マノ】が、FM三重の生放送で紹介された。あぁ、今はラジオ・キューブか・・・。

 朝の番組【キューブ・カフェ】の中の【子そだて応援・ママレポート】というコーナー。レポーターの田上さんが、ご自身でこのお店を探し、お店の内容や考え方を気に入って取材してくださったとの事。

 田上さん、小さなお子さんを持つ女性ですが、たった一人で写真のような機材を持ち歩き、三重県北勢部を開拓(取材)しておられる。すごいね。

 ハキハキした女性だったが、決して、事務的に日々の取材ネタを探し廻っているようなところはなく、自分の仕事に信念を持ち、楽しんでいるんだなと思った。

 妻の仕事にもすごいなと思わされる。3月にはケーブルテレビの取材も受けているし、どちらの取材も、こちらから営業広告でお願いした訳でなく、自然と流れた風聞により実った取材だ。開店5ヶ月で、子育てをしながらこれだけの事が出来ている。

 出来ることを誠実に一つ一つ積み重ねていく。信念を持ち、楽しんで行動する。結果は必ず訪れるのであ~る!

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外尾悦郎さんの言葉

090421001_220代の最後の3年間をスペインで過ごした。帰国してもう11年になる(2009年現在)。

それから日々を必死で生きているが、あれ以来、一度もスペインを訪れる事ができていない・・・。

渡西中は、まだ20代で中身が何にもないカラッポの人間だったのだが、幸運にも本当にいろんな方とお話する機会をいただいた。

そして、カラッポだったおかげなのか、先輩方からたくさんの素晴らしい言葉を頂戴した。

忘れらない言葉の一つが、外尾悦郎さんの言葉だ。

外尾さんは、今から30年も前、20代中盤で単身スペインに飛び込み、唐突にガウディのサクラダファミリアの彫刻集団の門を叩いて、『彫らせてくれ!』と言ったそうだ。

スペイン人は寛大で(異文化の侵入に対して寛容で)、突然東洋からやってきた若者を真摯に受け入れ、テストした。そしてその腕を信頼できるとして、バルセロナの誇りとも言えるサクラダファミリアの彫刻の仕事を与えた。

そして今や彼は、世界で最も有名と言っていい程の石の彫刻家、マエストロとなっている。

090421003_2外尾さんにお会いできたのは、私が28歳の時だったか・・・。師匠・永川玲二先生に連れらせて、バルセロナの外尾さんのお宅を訪ねた。赤福が大好きと言ってくださった奥様でピアニストの比石妃佐子(ヒセキヒサコ)さんと、確かまだ小学一年生くらいだった娘さんも温かく迎えてくれた。

彼は40代で、主任彫刻家となっていた。郊外の広いご自宅には専用の彫刻室があり、すでに指導者として高い地位を得ていた。

090421002_2ビールやワインをさんざんいただき、手料理もたらふくご馳走になって、若輩の私は只々平伏しているだけだったのだが、失礼にも酒の勢いで、『こんな高層建物を石で作るなんてさっぱりわかりません!鉄筋とか入れるんですか?』なんて聞いてみた。いや、もう覚えていないが、もっと失礼なこと言ったような気がする・・・。

外尾さんは、そんな私に一言、『石の心を理解しなさい!』と言った。そして、建築を志す私の未来への不安や戸惑いなど、とても良く聞いてくださり、意見してくださった。素晴らしい夜だった。

【石の心】は未だに理解出来ないが、その時の外尾さんとほぼ同じ年齢になって、彼が何を言いたかったのか、少しだけわかるようになった気がする。

石であろうと木であろうと、その物があるべき姿にしてあげればいい。目先の技術にとらわれず、自分の心でその物の心を見てあげよう。

ん~・・・と、書いてみたが、文章にするとイマイチよくわからんな。この歳になっても、やはり中身のカラッポ加減はあんまり変わっていないようだ・・・。

そんな感じ・・・ブツブツ・・・・・。

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満月の明るさ

090410001 仕事がない日は、子供達を寝かしつけてから「報道ステーション」なんぞを見ながら、ちびっと一杯やる。夜中にねずみが出た!と翌朝言い訳をして、子供達のスナック菓子を少しいただいたりする。これが私の楽しみである。

 しかし、少し気を抜くと、スポーツコーナーが始まる前に、寝ている。夕べも、「報道ステーション」が始まったと思ったら、次の瞬間は11時半だった。

 歯を磨いて電気を消すと、外がとても明るい。満月だ。ウチのリビングは2階にあるが、リビングの前に広いウッドデッキがあるもんだから、月夜はウッドデッキに反射してとても明るい。夕べも昼間のように明るかった。

 満月の夜中に外に出てしばらくボーっとするのは楽しい。何となく幻想的で、特別な感じがする。青と白と黒の世界だ。

090410002_2 ハタっ、と思いついた!以前から、一度やりたかったことがあった。本が読めるほど明るい月夜。いったいどれくらい明るいのだろうか。測りたい・・・!

 仕事場へ行ってゴソゴソと照度計を探し出し、調査。結果はなんと、こんなに明るいのに0.3ルクスしかない。

 0.3ルクスってどのくらいだろう。今、太陽の直射日光を測ってみた。約10万ルクス。仕事場の窓際は8000ルクスくらいある。

 夜のリビングなら、普通100~300ルクスくらい。読書や作業をするには、300~700ルクスくらい必要。夕べ家族が寝ている部屋の蛍光灯の横に付いているホタル電球を測ったら、1ルクスだった。

 あんなに明るいと思っていた満月の光って、実はホタル電球の3分の1くらいしか明るくないんだ。夜の外は暗いものっていうイメージがあるから、たった0.3ルクスの月明かりに、あれほどの神秘的な空間と時間を感じるのだろうか。

 素晴らしい発見をした。とても満足して、そして、2分後にはまた眠りの世界に入った。

 ちなみに2枚目の写真は、天体望遠鏡で撮った写真との事。1枚目の写真と、上下が逆になっている。天体望遠鏡で見るのと肉眼で見るのとでは、上下が反対だって知ってた?

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今年もありがとう、薪ストーブ

090408001_2 すっかり暖かくなってしまった。今日の陽気はなんだ!ポカポカと穏やかで、仕事にならんではないか!

 実はまだ朝だけは、薪ストーブを焚いてお湯と牛乳をを沸かしているが、今年ももうそろそろシーズン終わりでしょう。よく働いてくれました。

 薪ストーブ生活も3シーズンを終えた。ずいぶん使い方にも慣れ、効率よく、ホント心地よい冬を越せた。本当に今年もありがとう。

 今までの人生で、これほどストーブに頭を下げた事はない。・・・普通はストーブに頭は下げないか・・・。まぁ、こうやって一つの物にも感謝できるようになったのも、やはり薪ストーブくんのおかげでしょう。

 来年の薪も、ずいぶん集った。冬の始まりからこの時期までは、来年用の薪集め・伐採のシーズンでもあった。しかし、それもとりあえずこの週末に、我が薪集めグループの【仕事納め】と相成ったのである。もう少し個人的にチェーンソーを振り回しに行くが、だいたい来年の分は溜まったかなと。

090408002_2090408003_2  本来なら2,3年分はストックを持っておきたいのだけれども、住宅街の狭~い土地ですから、1年分しか置けません。予備がないので、いつでも薪を探していないといけない。自転車操業の私の仕事と同じだ!もっと稼いで、早く田舎暮らしがしたい!

 そんな狭い薪棚なので、採ってきた薪を置きっぱなし、割った薪を割りっぱなしという具合にはいかず、今朝は一番で薪棚の整理。今シーズンの使い残しを来シーズンの一番で使えるところに入れ直し、新しく割った来年用の薪を奥から入れる。これからしばらくは、薪割りを頑張らんといかん。

090408004_2090408005_2 あぁ、ひと汗掻いた!そんな時、この陽気だ。居間の大窓をスカッと晴れた青空に向かって開け放し、昼前に魚屋で買ってきた佃煮をつまみだしら、そりゃぁ、飲みたくなるわなぁ。夕べつい開けてしまったシェリー(マンサニージャ)を、冷蔵庫に取り行ってしまった。

 でもまぁ、今日のところは理性でやめましたけど・・・。やっぱり平日の昼間ですから・・・。大人ですから・・・。・・・当り前の話ですけど・・・。・・・ブツブツ・・・・・。

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