リビングは1階か2階か?
この時期からGWくらいまでの空気の色は最高にすばらしい。大好きだ!
気分もいいので、朝から仕事サボって、昨日買ってきた ミモザ と ゆずの木 を庭に植えた。我が家の【あまり肩に力の入っていない庭】だけど、この時期いろんな花が咲きだし、緑も鮮やかで、ホントに更に気分が良くなった。いい朝だ!(ゆずの木の写真が葉っぱが下を向いているのは、まだ植えたばかりだから。)
さて、最近私はよくリビングを2階に提案する。最近の流行りだからではなく、一つ一つ条件の違う建物の日当たりや防犯性を考えると、どうしても2階の方がお客様のニーズに合ってくる事が多いのだ。
一日中大開口窓を開け放してくつろぎたい、隣家や道路からの視線を気にすることなく生活したい。そう思うお客様が多く、またそういう言葉自体が、雑誌その他からの情報としてお客様に届き浸透していると思う。
我が家もそうだ。北側斜面で三角形の狭い土地をとても安く購入した。そこで広くて明るいリビングを実現させるため、2階にリビングをとり、広いウッドデッキバルコニーを2階レベルに置いた。
でもこうすると、せっかく庭に植えた植物たちが、なかなか見えない。朝から手足を汚して植えた緑や花を、お茶の時間にゆっくり眺めようと思っても出来ない。せっかく植えた花々は、毎日何度も眺めたいよね。
もちろんそれは設計段階からわかっていた。ウチの場合は、1階の多くの部分をお店&事務所スペースとするから、お店に来てくれる人への目で見る贈り物としての価値と、作業で疲れた時の憩いの場として、庭の花木達は役立ってもらっている。
土地が狭い場合、特に都心等で隣家の壁がすれすれな土地の場合は、リビングを2階以上に設置する方法は素晴らしいと思うが、田舎で土地に少しでも余裕があれば、やはりリビングスペースは1階がいいかも。
家という建物は【外】との繋がりが大事。【外】とは庭であり、その土地を取り巻く周りの環境であり、それは人との繋がりでもある。近隣からの視線を気にしたくないが、タマに近所の人々と目を合わせたり、家の前を行きかう人々と、我が家の庭の空間を共有したりするのも素晴らしい事ではないだろうか(もちろん視覚的に)。
2階のリビングの方が、肩の力が抜けていいというもの事実だが、やはり1階のリビングの方が、断然【外】との繋がりが持ちやすい。また【外】との繋がりが容易ということは、同じ広さでも1階の方がグッと広く感じるということは、なんとなくわかるだろう。
マンションじゃなく一戸建ての家を選んだんだから、外との関係をシャットアウトしたり、自分のウチの庭にも洗濯物の出し入れ以外では出ないような家はダメだと思う。でも実は、そんな家が町にはとっても多い。ウチの隣保でも・・・。
自営業者としては、普段から一円でも節約したいと悩んでいるわけで、仕事で遠出するときにも、【行きは高速・帰りは下道】というのが普通。家族旅行では、特にそうだ。
でも、今までが高過ぎだよな。外国で生活した経験があると、この高価な高速道路は何のために存在しているのだろう・・・と考えることがよくある。
高速料金が安くなったからという訳ではないが、家族で小旅行へ。行先は実家と伊勢神宮。正月に妻が風邪をこじらし、恒例の伊勢神宮への初詣が出来なかったから、今回がちょっと遅い初詣だ!古札を返し、新しい天照大神のお札と子供達のお守りを買った。
高速道路のおかげなのか、赤福が帰ってきたからなのか、伊勢神宮は中も外も大繁盛だった。
遷宮のために宇治橋は解体していた。宇治橋はどっかの建設会社が請け負って解体・新築する。でも神宮正宮は、神宮そのものに努めている宮大工が建て直す。これマメ知識・・・。
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