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2009年1月の4件の記事

チェーンソー

090126001  久しぶりにチェーンソーを振り回した。別に白いマスクをかぶってチェーンソー片手に人を追いかけまわした訳ではない。もちろん、薪になる木の伐採に行ったのである。来年用のね。

 今回の薪集めは、比較的楽ちん・・・(?)。訳あって伐採された木が田舎の川沿いに山積みされている。それらをカットして、車に積み込んで帰るだけ。・・・・・って、慣れていればササっと楽チンに出来るんだろうが、しかし今日も私は、筋肉痛に悩まされている。

 チェーンソーをかける。春以来、メンテナンスもしていない。こういうところが俺のイカンところだよなぁ。少なくともガソリンとオイルを抜き取って、ゴミや油程度は拭き取ってやるべきだった。忙しさにかまけて・・・。

 久し振りに会った仕事人N氏は、現場に着くと、一息つくでもなく自慢のハスクバーナのチェーンソーを自在に操って切り出しをしている。俺ときたら、刃も研いでないもんだから、そこでいきなり10分のロス。・・・・・役に立たない男だなぁ。

090126003  さぁ、エンジンを掛けよう。簡単には掛からんだろうなぁ。・・・って全然掛からんではないか。100回はスターターの紐をひぱった。とても寒い朝で、この辺りは今朝は-5℃くらいまで下がったようだが、まずそこで大量の汗が噴き出た。

 山積みされている切り倒された木をカットするだけと言っても、木には枝がある。しかも、規則正しくは生えていない。その山は、無数のまだ生きた枝と葉に埋めつくされ、本当に欲しい幹の部分はそう簡単に出て来てくれない。 引っ張り出すたって、その無数の枝葉が絡みあいビクともしない。だいたい生の木は非常に重い。運動不足の「か細い腕(?)」で格闘することになる。

 チャーンソーは使い方次第ではとても危険な道具ではあるが、両手をしっかり持って慎重に使えば、そんなに難しい道具ではない。刃をよく研いで、手入れをちゃんとやっていれば(!)、ちゃんと木が切れるように作ってくれてある。難しいのは、そのふわふわの山の上によじ登り、枝葉をカットしながら、目的を達成することだ。

090126002  こういうとき、道具の大切さがよくわかる。足先に鉄芯入の長靴を履き、サングラスは欠かせない。長袖のシャツは当然だが、本当はヘルメットくらいするべきだろう。今回は一度、引っぱり出した幹の部分が暴れて、頭をゴツンとやってしまった。ニットの帽子のおかげで助かった。

 さて道具。別に【木こり】じゃないんで、個々の道具にそんな凝っても仕方がないない。・・・・ないんだけれども・・・・、俺のチェーンソーは小さくて役に立たないなぁ・・・なんてね。人の道具をみると、隣の畑は肥えて見えるって感じで・・・。

090126004  今日のメンバーは5人。NさんはHusqnarna(ハスクバーナ)社製の65cc、刃の長さ45cmくらいある立派なもの。他の3人もHusqvarnaかSTIHL(スチール)社のチャーンソー。俺は昨年、お金がないのに慌ててカーマホームセンターで買ったしまった、リョービの33cc、35cm(刃の長さ)のかわいい物。皆が直径30cm~40cmの幹をガンガンとカットしている横で、私の低馬力のチェーンソーでは、サクッとカット出来のるは、せいぜい25cmくらいか。悔しい・・・。欲しいなぁ~って。

090126005  次の目標は、やはりこれだな。しかし、せっかく石油代や電気代の掛からない生活をしているのに、道具に大金を掛けていたら意味ねぇなぁ。いや、これはスポーツですから。ちゃんと筋肉痛にもなりますし。

 ・・・・・なんて毎日考えながら、今日も事務所でダウン着こんで、分厚い毛布を足に掛け、足元に湯たんぽおいて、午前中は暖房掛けないぞ!という決めごとを守って働いている。

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イベント情報!わくわくフェスタ

090116001 今月末、四日市ドームでイベントあり!その名も、子育て応援!【わくわくフェスタ】!!

 1月31日(土)、2月1日(日)と2日間。入場無料!場所は、四日市ドーム!

 この街に来て6年になるが、実はこんなイベントがあるとは知らなかった。小さな子供を持つ家庭には、ピッタリの暇つぶしイベントではないか。パンフレットを見てみると、なんかいろんな体験教室やステージイベントがあり、出展ブースも100近くある。えらく大きな盛り上がりのイベントだ。入場無料のイベントなのに、子供服や絵本などのプレゼントがもらえるらしい。これもお得だ!

 なんて言いながら、実は、我がアグラ設計室の同居人【マノ・ア・マノ】も出店する。お店からいろんな木のおもちゃや子供家具を持ち出し、さらに新しいグッズをたくさん作り、小さな子供もその親も思いっきり楽しめるブースを作るべく、日夜、作家さんと店主の妻が頑張っている。ついでに作家さんの家族まで頑張っている。私は横で、「頑張れよ~!」と応援している。なかなか面白い事ができそうですよ!!

090116002 ところで、主催側で尽力しているFM四日市のHさん。声を掛けてくださってありがとう。あなたは、四日市のために本当に頑張っているね。こんなすごい事も出来るなんて、感動です。

 昨年も大成功だったと聞きます。皆さん、是非遊びに来てください。いい週末になりますよ。

三重次世代育成応援ネットワーク; http://www.jisedai.pref.mie.jp/

マノ・ア・マノ; http://homepage3.nifty.com/manoamano/

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どんと焼き?とんど焼き?

090115002 どちらが正しいのかわかりません。【どんど焼き】とも言うそうだ。地域でバラバラの言い方なのか、方言でそうなのか・・・。

 今日は1月15日。その【どんと焼き(?)】で、諏訪神社に【しめ縄】を焼いてもらいに行ってきた。この歳になるまでこういう行事については、全然知識がなく、恥ずかしい。この地域では、1月7日にしめ縄を外し、1月15日に神社で燃やしてもらうんだそうだ。まぁそれも、地域によって違いがあるから、何が本当か、まだわからないが・・・・。

 実は、昼ごはんを妻と食べていて今日が【どんと焼き】の日だと思いだした。さっそく近所の松本神社に行ってみたんだが、もう終わっていた・・・。誰もいなかった・・・。さびし・・・。本当は、朝焼くものなんだとか。まぁ、近所の小さな神社では、集まったしめ縄や角松なんかも、半日で焼き切ってしまうのだろう。

 で、3時頃、息子を連れて町中の諏訪神社へ。セーフ!こっちではまだ焼いていた。息子と手を合わせて、幸せにお正月が迎えられたことに「ありがとう」を言ってお賽銭をあげてきた。

090115001_2  しかし、諏訪神社って、どこにでもあるよな・・・って調べてみたら全国に2500社もあるんだそうだ。元はみな、長野県の諏訪湖の両岸にある諏訪大社だそうで、四日市の諏訪神社は、室町時代、1470年ごろに創建されたというから、もう500年以上の歴史。社伝では、1202年創建という記録もあるらしい。いずれにせよ、古いねぇ。

090115003 東海道(国道1号線)沿いにあるくらいで、昔から街の中心的な場所なんだろう。現在の1号線でなくて昔の旧道がホントにここにあったのかどうか知らないが、ともかくこれだけの神社が四日市にあるというのは、誇れることだ。今も四日市は、祭りも街も、この諏訪神社が中心である。

 この神社についてこれ以上詳しく語れないが、先日の倭姫様にせよ、神社仏閣に興味が出るような歳になってしまったので、ちょっとゆっくり探ってみようかと思う。こういうのが、実は楽しいのだろう。

 さて、今年も15日が終わってしまった。目標通りに生活出来ていないというか、目標がまだしっかり定まっていないのが現状だ。必ずやるんだという意識が足りない。絶対にやらなければならない事があるはずだ。やれっ・・・!

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倭姫さんに初もうで

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 今年の初詣は、伊勢倉田山の倭姫宮(やまとひめのみや)へ。・・・って、実は毎年年始に倭姫さんをお参りしている。伊勢の神宮さんにも毎年お参りするけれども、今年は妻が風邪を引いてしまったので、伊勢の神宮への初詣はまた後日。

 伊勢神宮と言わずに、【伊勢の神宮】と言っているのは、【神宮】とは、皇大神宮(こうたいじんぐう)と豊受大神宮(とようけだいじんぐう)の二つの正宮を中心に別宮(べつぐう)、摂社(せっしゃ)、末社(まっしゃ)、所管社(しょかんしゃ)等の総計125のお社(やしろ)の総称なので、【神宮】という言葉だけで伊勢のこれらのお社のことを意味する。正式には【伊勢神宮】という言葉は無いらしい。熱田神宮や明治神宮とは格が違うんだと・・・。

090106001 倭姫宮はその別宮の一つ。あの天照大御神を永遠に祀る地を求めて諸国を旅し、伊勢の国に【神宮】を創建した【倭姫命(やまとひめのみこと)】を祀った宮である。創建されたのは、実はまだ最近。1923年というから100年も経っていない。日本神話の中に登場する由緒正しい方だから、明治になり倭姫命を祀る神社を創立する声が高まり、1919年に帝国議会にて予算可決され建設された。倭姫命は、伊勢に神宮を創建したあと、祭祀(さいし)や神職の制度を定め、神道の基礎を作ったとされる。

090106003 実はここ、実家の裏山だ。ガキの頃からいつもここで遊んでた。そんな立派な方が祀られているなんて、考えた事もなかったな。隣接する神宮徴古館の敷地内の公園で、毎日野球やって、自転車乗り回して、花見やって・・・etc。倭姫宮がある伊勢倉田山には、母校の高校もある。大人になってからも、散歩したりジョギングしたり、観光ガイドに載っているような所だけれど観光客はとても少なく、静かでホントいいところなのだ。有名で厳粛な場所と言っても、地元の人たちには生活の一部。ここで悪いことだってやったなぁ。正式な公園じゃないから公衆便所なんてなかったし、タチションだってやりました。

090106002 しかし、こういう環境にいたことが、後の自分の建築に対する姿勢に影響を与えたことは事実と思う。まだ10代の頃、伊勢市駅前の喫茶店でケーキを食べながら【式年遷宮(しきねんせんぐう・下記参照)】の本を読んでいたら、奥野さんっていう建築士に声を掛けられ「君は変わっている!」と言われた。その時の恰好が、グラサンに赤いサテンのジャケットを着てウエスタンブーツ履いて頭にディップをベタベタだったから。確かに変わっていたと思う。でも、これが宗教の力なのかもしれない。そんなバカガキにも、その世界のスゴさに興味をもたせてしまうのだから。

090106004 さて話が少し変わるが、神宮は【式年遷宮(しきねんせんぐう)】といって20年に一度建て替えを行い、生まれ変わり、永遠に若々しい生命をえていく。この20年に一度の遷宮は、建物の朽損(きゅうそん)を目的としたものではない。日本の木造建築は、法隆寺を見てもわかるように、500年だって1000年だって持ちこたえられる。物理的な技術伝承などの理由はあるにせよ、20年とは人間の区切りの年月の単位であり、20年ごとに神宮が新しくなることで、大御神の、より新しい御光をいただき、日本の国の「イノチ」を新鮮にして、日本全体が若返り、永遠の発展を祈るという目的がある。つまり、神宮の力は過去の威光ではなく、常に新しい【今の力】なのである。

 次回の遷宮は平成25年。元々いわゆる「お祭り」の少ない伊勢であったが、最近はこの遷宮に向けてどんどん盛り上がっている。伊勢を離れてしまって、直接的にこの「お祭りごと」に参加できないのがとても寂しいが、やはり建築好きの一人として、これからちょっと掘り下げて勉強してみたい。我が倭姫宮も順番に建て替えられる。なんか出来ないかなぁ。

 ともかく今年も子供達と一緒にお参りをして、去年一年間、家族全員が大病する事無く健康であったことにお礼を言ってきた。そして今年もいろいろな意味で一生懸命頑張ることを神様に約束した。

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