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本日開店! マノ・ア・マノ

 妻がお店を出した。今日が開店日。念願のお店。

とっても素敵なお店が出来ました。

081117002_2  お店の名前は、【マノ・ア・マノ】。スペイン語で【手から手へ】という意味。手作り・手仕事にこだわった木のおもちゃ・子供家具や、手作りちくちく小物、こだわり雑貨のお店です。

 彼女は、もともと家具の専門家だ。スペインで家具作りを修行し、帰国後スペイン家具の輸入エイジェントをやっていた。そんな彼女がこの数年、結婚・出産・子育てと続き、なかなか大好きな家具を扱う仕事が出来なかった。

081117005_2081117004_3 しかし、その時間の中で、本当に大切なもの、本当に素敵なもの、本当に価値あるものが、彼女の中に芽生えた。

作る人と、送る人と、使う人。081117006_5081117003_5そんな人たちの温かな心。それこそ、最も大切なものだ。彼女は家具を媒体にして、人の温かな心を、手から手へ伝えるお手伝いをする仕事を見つけた。

 マノ・ア・マノで、おもちゃや家具に使用する木は、土佐で採れる四万十ヒノキや、サクラ・ケヤキ・トチ・ブナなどの広葉樹が主。彼女は、海外から家具を輸入することに少なからず疑問があった。遠くからの輸送のために原油などのエネルギーをたくさん使っていいのか。日本人が、日本の環境・気候の中で使うべきものなのか。安全で、安価で、安心なものが、日本の中にこそたくさんあるじゃないか。

081117008_3081117001_3 私も本当にそう思う。建築でも同じだ。その土地、その場所には、固有の素晴らしい条件がある。風土やそこでとれる木や土などの材料だってその土地固有の素晴らしい条件だし、景色や周りの環境、風や光、音や匂いもまた大切な条件だ。もちろんそれらを使うことが常に安価だとは言えないが、少なくとも安心はある。またそれを使うことに意味があり、そこに心の豊かさまで生まれる。どこにでも建てられるカタログから選んだ家・・・なんてありえないと思う。

081117009_4  今日は、たくさんの人が来てくださった。小さな小さなお店が、一日中大にぎわい!妻のまっすぐな気持ちとそれまでの努力が、多くの人に伝わったんだと思う。

やったね。これからが大変だと思うけど、一生懸命手伝います。頑張りましょう!

 おっと、マノ・ア・マノのHPみてください!

【mano a mano】のHPは≫ http://homepage3.nifty.com/manoamano/

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