薪ストーブ 煙突ソージの日
薪ストーブマニア(?)になって2年半、実は、今日初めての煙突ソージであった。
『お金は掛けない、体力と努力で節約・エコライフ!』を志し、薪になる木の伐採から自分の手で行ってきた。煙突のスス掃除だって、すべて自分でやろう。・・・と、思ったが、実はメンテナンスは、初めての素人には少し難しいらしい。今回は、朝から菰野の薪ストーブ屋さんの【チムニー】さんに来てもらって、いろいろ教えてもらった。
朝9時過ぎ、このあと配達するナラやクヌギの薪をトラックいっぱいに積んでやってきた。こうやって薪を「買う」と、結構な金額らしい。自分で調達すればほとんどタダだけど、買うと灯油よりも随分ハイコスト・・・。(でもよく乾燥した、きれいな薪だなぁ。ポンっとトラック一杯注文できる身分になりたいなぁ・・・!)
さすがはプロ。あいさつもそこそこにサササッと段取りし、室内側の煙突を外したら、すぐにビニル袋を二重にかけた。普段はビシッとそびえ立ち、生活感漂う室内を重厚に引き締める黒い煙突も、今日ばかりは、おしりにオムツをかけられているようだ。
軽快に屋根に登って、煙突の上から掃除棒を突っ込んで、『チムチムニー♪チムチムニー♪チムチ~ムチェリー♪♪』と鼻歌唄っている!と言いたいが、チムニーの野村さんは生真面目な静かなお方。淡々と手際よく作業し、ススを煙突の下につけたオムツに送っている。我が家の屋根は勾配がとても緩いから、楽チンだ。屋根の形によっては、足場組んだりして、相当危険作業。
難しいのは煙突掃除というより、本体を分解してメンテナンスすること。要はバラバラにして掃除機で灰やススを吸い取り、磨き、ガスケットを交換したり、ボルトの締め直しをしたりするだけ、・・・なんだけど、間違って2次燃焼室壁の耐火ウールに穴を開けたりボルトを締めすぎてねじ切ってしまったりすると、余分な出費が・・・。よ~く勉強させていただきました。
今の薪ストーブは結構精巧に出来ている。いくつかのパーツを取り外すと、奥から2次燃焼用の触媒(キャタリティック)なるものが出てくる。2年も掃除していなかったから、この触媒の上に灰がドカっとたまり、能力が半減していたそうだ。この触媒のおかげで、不完全燃焼を防ぎ、ほとんど無色のクリーンな排気をつくる。普通の住宅街で薪ストーブ生活を送るには、とても重要なアイテムであった。
バラバラにしたパーツを、磨いて取り付け直し、最後に煙突を戻す。耐火スプレーや黒ずみ、キッチンオイルなどで表面をピカピカに磨いて『出来上がり!』。新品と見まごうばかりの立派な我が家の薪ストーブとなりました。ちょっと汚れてたりした方がカッコが良いようだけど、『汚して、磨いて、手入れして』の繰り返しが、本当にシブいストーブを作るのです。あぁ、今夜が楽しみだ。今週からグッと寒くなってるもんねぇ。
焼き芋を作りましょう。洗ったサツマイモを濡れた新聞紙で巻き、その上からアルミホイルで巻いて、薪ストーブに突っ込む。30分もすると、ホクホクの焼き芋の出来上がり!作るところが見えるから、子供たちにもウケが良い。
今年の夏は暑かったハズなのに、この数日の寒さですっかり気分は冬モードに入ってしまった。まだ割ってない薪が相当ある。今度の休みに割らないと。
菰野の暖炉・薪ストーブ専門店【チムニー】は、http://www.chimney.jp/index.html
円高の今は、お買い時か?それはよくわかりません。一度相談してみて・・・!
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